9636:日本一長く服役した男 | 温故痴人のブログ

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最近、

事件ものをアップする機会が多い。

 

こんな記事が目に入りました。

 

服役期間61年で仮釈放された囚人の話です。

 

 

 

21歳で

無期懲役が確定し、

それから82歳になるまでの服役とは

若い時、先を考えずに殺人事件を起こしたのでしょう。

 

 

 

死刑判決ではなく、

無期懲役となれば仮釈放も30年以上?

経過しないとその候補にもならないと聞く。

 

きっと、

何回も仮釈放の

候補として挙がったのでしょうが、

その願いが叶わずの獄中生活61年とは・・・・

 

刑務所生活では、

自分の意思で行動するわけにもいかず、

刑務所のルールに従った行動枠から抜けられません。

 

食事や

風呂の時間も定められて、

消灯も起床もルールに従います。

 

私のように

時間にルーズな奴には真似ができません。

 

しかも、

その生活を半世紀以上過ごせば、

急に仮釈放と言われ、

娑婆に出ても自らの意思で行動が決められないと聞く。

 

世の中の

ルールを無視した若い時の犯罪の重さを知っても

もう元には戻れません。

 

死刑判決のように、

いつ執行されるのか毎朝不安いっぱいで過ごすのとは

また違った拷問でしょう。

 

どういう原因かは知りませんが、

日々の食べ物にも苦労する路上生活者の方がまだ自由はあります。

 

こんな話を理解して、

軽い気持ちで重大犯罪などに手を染めない

警告となって欲しい。

 

今の私も

週三回ベッドに拘束された拷問に

耐えているようなものですが、

綺麗どころの

優しい看護師のお陰で

まだ楽しめていると納得しましょう。

 

2023.07.14 NO:9636

 

【参考引用】

「61年間、日本一長く服役した男」の生涯に見る「無期懲役」という刑罰の現実

7/10(月) 19:02配信

 

令和元年秋、1人の無期懲役囚が熊本刑務所から仮釈放された。61年間もの歳月を刑務所の中で過ごした彼は、罪とどのように向き合い、更生したのか。そして、取材記者が見た「無期懲役」という刑罰の現実とは。『日本一長く服役した男』から一部抜粋お届けする。

 

 

推計2万2325日の服役期間を終えて

2019(令和元)年秋、ついに一人の無期懲役囚が刑務所の中から姿を現した。少し離れた門のところから、カメラ越しに見えるのは、痩せ細った男。眩しそうに目を細めたそのとき、その瞳はまるでビー玉のように光って見えた。

 

少しは感慨に耽っても良さそうなものだが、男は立ち止まる様子もなく、そそくさと迎えの車に乗り込んでいく。フロントガラス越しの後部座席にうっすらと見える顔は、何も語ってくれない。笑みを浮かべることもなく、表情はのっぺりとしたままだ。

 

緊張しているのか。いや、その服役期間を鑑みれば無理もない。なにせ彼は「日本一長く服役した男」なのだから。

 

戦後、日本が高度経済成長に沸く1950年代末。21歳で無期懲役の判決を受け、服役した男は、以来、半世紀以上もの歳月を刑務所の中で過ごしてきた。

 

無期懲役とは不思議な刑罰である。有期刑のように満期が来たら自動的に出所とはならないし、かといって死刑のように生命が奪われることもない。いわゆる終身刑のように社会復帰の可能性が否定されることもないが、仮釈放が明確に約束されているわけでもない。