8043:瀬戸内シージャック事件のスナイパー | 温故痴人のブログ

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凶悪犯罪が

勃発しているアメリカでは

犯人を射殺するケースをよく目にします。

 

銃社会の中で

被害者を守る最後の手段としての

射殺による

抑圧行為が当たり前のように見受ける。

 

戦争中や動乱の中では

スナイパーの活躍は英雄視され

表彰もされていますが、

スコープの中に映るのは

明らかに生きている人間です。

 

射手の精神状態がいかばかりか・・・・・

 

しかし、

わが国では

犯人を射殺し制圧するケースは

極まれである。

 

銃乱射の中でも

説得を試み、

警官隊がその犠牲になっても

説得が続けられている姿をよく見かける。

 

そんな国内の

犯罪検挙事件の多い中、

犯人を射殺して

事件を締めくくったのは

瀬戸内シージャック事件です。

 

 

 

 

近づけない観光船から

ライフルを乱射し、

ヘリコプターに向けても

乱射したあの事件です。

 

抑圧する手段がなく、

最後は大阪府警の狙撃手に

射殺された姿を

一つの映像として思い出します。

 

そんな英雄が、

私が出向していた現場に

いました。

 

彼は

スナイパーとしての逞しさなどは

微塵も見せない物静かで温厚な人でした。

 

その事件のことは

決して自分からは口にしませんでした。

 

仲間の府警本部のOB達から

「彼がシージャック犯を射殺した狙撃手」との

話を聞かされただけですが・・・・・・・

 

例え、

命令で職務を果たしたこととは言え

「人の命を奪った」という

自責の念にも、

またマスコミや世間からの批判にも

耐えたことなのでしょう。

 

その結果、

定年を待つこともなく、

すぐに退職の道を選んだとも聞く。

 

歴史に残る事件の

当事者と出逢う機会があったことは

私の運命の一つなのでしょうね。

 

私であれば、

狂った犯人を抑制する方法が

無いのであれば、

躊躇せず引き金を引くことでしょうが・・・・・。

 

近視矯正用の眼鏡が先か?

 

2020.06.22  NO:8043

                   

【参考引用】

瀬戸内シージャック事件(せとうちシージャックじけん)は、1970年5月12日から5月13日にかけて広島県と愛媛県間の瀬戸内海で発生した旅客船乗っ取り事件。乗っ取られた船の名称から「ぷりんす号シージャック事件」とも呼ばれる。警察官が犯人を狙撃することによって人質を救出し、解決した事件として知られる。

 

警察庁は最悪の場合Xの射殺やむなしとして大阪府警察のライフル銃装備の狙撃手5人を海上自衛隊機で現場に派遣したほか、愛媛県警察も強行突入に備え催涙ガスを準備し、福岡県警察もライフル銃装備の狙撃手を待機させた。

 

Xが乱射を一時中断し、武器を持っていない状態でデッキに出て警察官らへ向って何か叫んでいた際に40m離れた防波堤に待機していた大阪府警察の狙撃手がXに一発射撃した。Xはその直後にその場に崩れ落ちた。

 

広島地検は狙撃手の行為を警察官職務執行法第7条と刑法36条の正当防衛及び刑法35条正当行為として不起訴処分にした。

 

狙撃手がバッシングする者やマスコミに辞めさせられた背景について『かわいそうなのは、その時の射手をマスコミが嗅ぎつけたんだな。これは圧力を受けたね。辞めた。かわいそうなことだ。』と当時のマスコミについて述べている。