マインドフルネス、マインドフルネス瞑想がビジネスに有効ということで、一般的に広まってきており、それは良いことではありますが、本来のマインドフルネスから逸脱している部分もあります。
マインドフルネスは元々仏教から来ており、自我を超えていくものですが、今現在よく行われているマインドフルネス、マインドフルネス瞑想は、自我を強化する方向にあります。
過去や未来ではなく、今ここ、今この瞬間に在ること、気づいていることがマインドフルネスであり、そのための瞑想がマインドフルネス瞑想ですが、マインドフルネスであることで、ビジネスの効率が上がったり、能力がアップしたりということもあります。
それはマインドフルネスの副産物であり、元来はそれを超えて今に在る、ただそれだけですが、それではビジネスにならないので、「マインドフルネスにはこれだけの効果、メリットがある」とされています。
それが一切ダメだとまでは思いませんが、自我を強化するのではなく、超えていくという本来のマインドフルネスがほとんど伝わっていないのは、バランスを欠いていると言わざるを得ません。
ビジネスに役立つマインドフルネス、本来のマインドフルネス、どちらもきちんと伝わり、どちらでも選べるというのが理想的です。
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