アセンションについて | 恩寵と共にある

恩寵と共にある

覚醒や目覚め、恩寵について分かち合う場としていきたいです。

 

 

近頃スピリチュアル業界で、アセンションということがまたよく言われるようになりましたね。

 

 

何年か前にもアセンションが流行りまして、いったん下火になっていましたが、最近またアセンションのついて語ったり、書いたりする人がでてきました。

 

 

アセンションでは地球の波動が上がっていき、集団で目覚め、覚醒が起きてくるというものだと、そういうことを言っていると私は思います。

 

 

このアセンションには、色々と元ネタがあります。

 

 

まずマヤ歴というものがありまして、2013年でマヤ歴が終わり、そこで大きな変化、大変動が起こると言われてきました。

 

 

それと結び付けて、この頃にアセンションが起きて、人類全体が変化する、目覚めるという話がでてきたのではないかと思います。

 

 

他にも元ネタと思われるものがありまして、キリスト教であまり知られていない教えだと思いますが、英語ではラプチャー、日本語では空中携挙というものがあります。

 

 

これはどういうことかというと、イエス・キリストが磔になって亡くなられましたが、そこから復活する、蘇るとされていますが、そのときに信者たちが空中でイエス・キリストと会う、遭遇するということらしいです。

 

 

空中で会うということは、イエス・キリストは粗雑な肉体ではなく、空中でイエスと会う人々も、粗雑な肉体ではなく、エネルギー体といいますか、別のボディでありましょう。

 

 

アセンションでもそういうことが言われていたと思います。

 

 

この粗雑な肉体ではなく、別の身体を持って引きあがる、覚醒するのだということです。

 

 

ということで、このラプチャー、空中携挙もアセンションの元ネタの一つかと思われます。

 

 

他にもあるかもしれませんが、アセンションは色々な宗教、スピリチュアルの考え方、概念が盛り込まれている、組み合わさっているのではないかと。

 

 

何年か前にフォトンベルトというものもありましたね。最近は全く聞きませんが。

 

 

私も詳細は忘れてしまいましたが、フォトンベルトというものが宇宙で生じて、地球がフォトンベルトの中に入ると、地球の波動が変わる、地球が変化するとされ、それとアセンションが結びついて説かれてきた、一つのムーブメントを起こしてきたと思われます。

 

 

そして私自身はアセンションに対してどのような考え方でいるかというと、どちらかというと否定的といいますか、半ばどうでもいいと。

 

 

アセンションが起こると、それに伴って目覚める側と、取り残される側と二極化すると言われていまして、そもそもこの二極化というものが、私たちが真に目覚めていく、覚醒していくことと真逆の方向です。

 

 

非二元、ノンデュアリティということも、最近スピリチュアルでよく言われていますが、アセンションをする側とできない側、これは完全に二元です。

 

 

私はラマナ・マハルシやニサルガダッタ・マハラジといった真に覚醒した、本当に非二元を理解されている方々の教えに感銘を受けておりますので、アセンションで二元の状態になるというのは、肯定はできないという立場です。

 

 

アセンションを信じる方は、それはそれでいいと思いますが、果たしてそれで本当に目覚めていって、次元上昇の流れに乗っていけるかというと、私は疑問です。