指導者を尊重することはいいが、崇め奉ることはやり過ぎだ。
確かに伝統的なもので、師匠と弟子の絶対的な関係性を強調するものもある。
弟子が師匠を絶対的に信頼し、それによって意識の変化、霊性の向上が起こることはある。
それで終わればいいのだが、師匠と弟子が相互依存の関係に陥ることもある。
こうなってしまうと、意識や霊性の向上は止まり、下手するとそこから落下していく。そうなるとそこから脱却するのは容易ではない。
私自身、かつては指導者を盲信していた時期があった。だから崇め奉る人の気持ちはわからなくもない。
だが私が盲信をして、指導者を崇め奉っていた時は、一時的に意識や霊性の向上が進んでいるような気がしたが、途中で頭打ちになり、終いにはにっちもさっちもいかなくなってしまった。
本来のスピリチュアルは魂を解放していくが、盲信していると、魂が解放されるどころか束縛されていく。
まあ人を崇め奉ることが必要な段階の人もいるけら、一概に悪いとも言えないが、そこもいずれは通過していく必要がある。そこで留まっていては勿体無い。