プリンスの死 | 恩寵と共にある

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アーティストのプリンスが亡くなった。今年は多くの偉大なミュージシャンがこの世を去ったが、その中でもプリンスの死は一番のショックだった。やはり自分が最も思い入れのある人だと、そのショックも大きい。

 

 

彼は好き嫌いといものを抜きにして、間違いなく最高の才能の持ち主だった。大衆的支持も得て、なおかつプロからの評価も高いという稀有な存在だった。

 

 

私がプリンスを初めて知ったのは、高校生の時だった。初めてプリンスの曲を聞いた時は、正直なところよくわからなかった。だが何度か聞いているうちに、段々嵌り込んでしまい、いつしかアルバムを買いこみずっと聞いているようになった。

 

 

彼が初来日したとき、横浜でのライブに行った。曲も演奏も素晴らしく、滅茶苦茶に興奮した私は、その余韻に三日ほどひたっていた。後にも先にもそんな体験をしたことはない。

 

 

90年代以降になってからはほとんど彼の曲を聞くこともなかったが、改めて聞き直してみるとやはり素晴らしい。デビューしてからずっと毎年のように曲を発表し続けていたが、才能が枯渇することはなかったようだ。

 

 

プリンスといえばセクシュアルなイメージがあるが、それとともにスピリチュアルな人でもあった。彼は音楽活動を通じて、間違いなくその領域を垣間見ていたであろう。

 

 

あまりにも偉大な才能の持ち主は、寿命も縮めてしまうのか。心よりご冥福をお祈りします。合掌。