近頃スピリチュアル系において、「問題は何もない。だから何も心配する必要はない。だから大丈夫だよ」というようなことがよく言われ、それに賛同する人が多くみられる。
究極的にはそれは正しいだろう。しかし中途半端にスピリチュアルを齧り、甘く響く言葉に惑わされ、覚醒に至るどころか、この現実を生きることもままならない人もまた見受けられる。
「何も問題はない。心配は無用。今のままのあなたでいい」という甘言は、心地よく響くだろう。だが本当にそれを体得しているならともかく、頭だけの理解で終わってはとても危険である。
甘言を安易に受け入れるのも問題だが、まだ準備もできていない人達に、「何も 心配ない。ありのままのあなたでいい」などと言うのは、とても無責任極まりないことではないか。
目覚めが起きやすくなっているとは思うが、安直なスピリチュアルが蔓延るのは、大きな問題だ。問題などないという人もいるだろうが、この世を生きるには甘言だけでは無理である。