トリックスター | 恩寵と共にある

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覚醒や目覚め、恩寵について分かち合う場としていきたいです。

スピリチュアルを学んだり実践している人は、善にこだわり、悪を忌避する人が多いようです。私もかつてはそうでした。でも必要以上に善にとらわれ、悪を忌避すると、バランスを崩したり、逆に悪に取り込まれることも多いです。

トリックスターと言われる存在がいて、それは善悪やこの世の常識というものにとらわれず、それらを超えていきます。ウィキペディアから引用します。

トリックスター (: trickster) とは、神話物語の中で、や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物のこと。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、全く異なる二面性を併せ持つのが特徴。



時には悪意を持って行動するが、結局は良い結果になることが多い。引っかき回す行動としては、盗みやいたずらというパターンが多い。
抜け目ないキャラクターとして描かれることもあれば、愚か者として描かれる場合もあり、時には両方の性格を併せ持つ者もある。文化的に重要な役割を果たしているとき(例えば、火を盗むなど)や神聖な役割をしているときでさえ、おどけてみせたりもする。
文化的英雄であると同時に悪しき破壊者であり、あるいは賢者であり悪者など、法や秩序からみれば一貫性を欠いた矛盾する役割が属性である。


二面性を併せ持つとは、二面性を超えているともいえましょう。善でもあり悪でもある。そして善でもあり悪でもありません。

今の世の中は混沌としていますが、白黒はっきりさせようという思いはまだまだ強く、それがより混沌を強めているようにも思えます。


この世の常識や、善悪を超えたトリックスターのような存在が、これからは必要とされる時代がくるような気がします。そして善悪などの二面性を超えることが、目覚めていくことでもあります。