ヒカリトイズと申します。 | グループ造形展「をんな造形展〜妖〜」 2024.06.01〜14

グループ造形展「をんな造形展〜妖〜」 2024.06.01〜14

会期:2024.06.01(土)〜14(金)
会場:東京千代田区・神保町 ネオ書房@ワンダー店

こんにちは。「ヒカリトイズ」という屋号でソフビの製作販売をやってます、クボと申します。

 

今回の参加作家の中では、ちょっと浮いてるといいますか。まず、ソフビってご存知ですかね?

そうそう、おもちゃ屋行くと必ずある、ちびっ子向けのウルトラマンとかゴジラの人形がそれの一種です。

「ソフトビニール」の略で「ソフビ」。

 

僕の場合、自分でデザインして原型を粘土で作って、それをシリコンで型取りして、ロウで複製して、それを工場に持っていき、金型を作ってもらいます。

そんで出来た金型に、専門の工場でソフトビニールの樹脂を流し込んで成型品を作ってもらうわけです。でもって、それを今度は自分で組み立てて、塗装して、パッケージングして販売、というよな流れでやっております。

 

ソフビの利点は、壊れにくいのと、数を生産しやすい、といった部分があり、作品をできるだけ多くの方々に手にとっていただける、という点ですかね。

 

このソフビは60年代に怪獣ブームで一躍世間に広まり、今では日本が圧倒的シェアを誇る製法となっています。

 

そんなわけなので、今回のメンツの中でもほとんどの方が一点ものや少数生産の作品の中で、僕のやつは展示作品と同じものがひときわ気軽に連れて帰っていただける感じになるかな、と思います。

 

 

僕がこれまで作ってきた作品のモチーフは、「半獣半人」。「物ノ怪少女」というタイトルで、左半身が女性、右半身がいろんな動物になっている、という一見グロテスクな造形物を作ってます。

ただし、ただグロいだけじゃなく、半身の女性の造形をいかに可愛らしく、いかに色っぽくするか、を当初から取り組んでまいりました(選挙演説口調かよ)。怖いとエロいは表裏一体なんですよね。

 

ってところで、今回のこの企画展、よくぞまあこんなにシンパシーを感じる作家さんが集まったなあ、としみじみ思います。

ほんと、この展示が早くみたい!!

 

 

そしてこのブログでは、個人的に思う「人形」や「をんな造形」への想いや、あるいは自分の癖(!)なんかも追って書いていきたいと思います。他の作家さんの文章もなかなか面白いので負けてられんですわ。

そんなわけで、今後ともよろしくお願いします!


ヒカリトイズ クボフミト