粘土フィギュア造形。
ガレージキットのイベント「ワンダーフェスティバル2022冬」のディーラー参加をきっかけに活動を開始。
材料は主にスカルピーなどの樹脂粘土。
自身の頭に浮かんだ様々な女の姿と土着信仰、自身の身の内にある幾つもの「独白」を結びつけたオリジナルのガレージキット「草葉の蔭」シリーズをイベント中心に発表。
京極夏彦さん、江戸川乱歩さんや日本の近代文学からの影響を強く受けており、作品の制作工程も題名や短な文章などを始めに書き、文字情報からイメージを膨らまして造形していきます。
作品
2022年
「嗤ふ喪服ノ女」
スカルピー原型、レジンキット
私の死んだ後、妻が初めて笑う。
2022年
「姑獲鳥」
スカルピー原型、レジンキット
分娩室に居る筈の妻が廊下の奥に立っていた。
2023年
「あの子が不幸に為りますやうに」
スカルピー原型、レジンキット
あの子は、私達はいつも一緒だと云った。
だから、私が不幸になったのだから。
2023年
「冥婚」
スカルピー原型、レジンキット
ねぇ、私は何に嫁いだのかしら。
2023年
「ムサカリ絵馬」
アクリルスタンド
自身のムカサリ絵馬として制作。
もし、あなたと添い遂げられるなら此の身は必要に御座いません。
あなたの目に映るもの全ての中に私が御座います。
2024年
「迦陵嚬伽」
スカルピー原型、レジンキット
一度とて、ヒトであった為しなどないのだし。
現在「をんな造形展〜妖〜」での新作を製作中。
タイトルは「柔く饐えた女の匂ひ」
死んだあなたの匂いもきっと