手のひら万博 | グループ造形展「をんな造形展〜妖〜」 2024.06.01〜14

グループ造形展「をんな造形展〜妖〜」 2024.06.01〜14

会期:2024.06.01(土)〜14(金)
会場:東京千代田区・神保町 ネオ書房@ワンダー店

 

粘土フィギュア造形。

ガレージキットのイベント「ワンダーフェスティバル2022冬」のディーラー参加をきっかけに活動を開始。

 

材料は主にスカルピーなどの樹脂粘土。

 

自身の頭に浮かんだ様々な女の姿と土着信仰、自身の身の内にある幾つもの「独白」を結びつけたオリジナルのガレージキット「草葉の蔭」シリーズをイベント中心に発表。

 

京極夏彦さん、江戸川乱歩さんや日本の近代文学からの影響を強く受けており、作品の制作工程も題名や短な文章などを始めに書き、文字情報からイメージを膨らまして造形していきます。

 

 

作品

2022年

「嗤ふ喪服ノ女」

スカルピー原型、レジンキット

 私の死んだ後、妻が初めて笑う。

 

 

2022年

「姑獲鳥」

 

スカルピー原型、レジンキット

 

 分娩室に居る筈の妻が廊下の奥に立っていた。

 

 

 

2023年

「あの子が不幸に為りますやうに」

スカルピー原型、レジンキット

 あの子は、私達はいつも一緒だと云った。

 だから、私が不幸になったのだから。

 

2023年

「冥婚」

スカルピー原型、レジンキット

 ねぇ、私は何に嫁いだのかしら。

 

2023年

「ムサカリ絵馬」

 

 

アクリルスタンド

自身のムカサリ絵馬として制作。

 もし、あなたと添い遂げられるなら此の身は必要に御座いません。

 あなたの目に映るもの全ての中に私が御座います。

 

2024年

「迦陵嚬伽」

スカルピー原型、レジンキット

 一度とて、ヒトであった為しなどないのだし。

 

現在「をんな造形展〜妖〜」での新作を製作中。

タイトルは「柔く饐えた女の匂ひ」

 死んだあなたの匂いもきっと