伝説のボーイズグループSHINeeのメンバーで、「Pleasure Shop」の歌手でもある彼は、若いK-POPアーティストたちに長く活躍できる力があることを示したいと考えている。「私自身のキャリアには、想像もできなかったような良いことがたくさん起こりました。そして、それらはすべて30歳を過ぎてから起こったんです。」
K-POPスターのキーは、決して怠け者ではない。
人気ボーイズグループSHINeeのメンバーである 33 歳の彼は、グループのメンバーとしてパフォーマンスを披露したり、ソロアーティストとして創作活動を行ったり、複数のリアリティ番組に出演したりしながら、自分だけの時間も確保している。
「人は誰でも12のアイデンティティを持っていると思うよ」と歌手は、所属する音楽事務所SMエンターテインメントのSMTown Live LAの舞台裏でハリウッド・レポーター誌に冗談めかして語った。彼はさらに、人はそれぞれ違う状況で違うアイデンティティを身につけ、そのおかげで韓国で有名人として多くの役に取り組むことができていると説明している。
以下、K-POPスターが、業界で年を重ねていること、次にどんな音楽を作りたいか、そしてこの夏KCONのためにLAを訪れる際に最も楽しみにしていることは何かなどについて率直に語ってくれた。
久しぶりにLAに戻ってきてどんな気分ですか？SHINeeとしては10年ぶりだと言っていましたね。
私は兵役を終え、パンデミックもありました。その後、テミンが兵役に行ったので、SHINeeにとってタイミングが本当に悪かったです。でも、私はいつもアメリカのファンがいなくて寂しかったし、もちろんLAも恋しいです。でもね、2日前、なぜかは分からないけど、何かが大きく変わったと感じたんです。6年くらい経ったのは分かっていますが、大きく変わりました。同じようでいて、でも違う。最初は、「もっと会いに行かなきゃ」と思いました。今日、自分の目でファンを見たとき、心温まりました。愛を感じて、実は申し訳ない気持ちも感じました。
そうでしたか？
ええ、たくさん。
ここに来る機会がもっと増えることを望んでいますか？
ええ。ソロアーティストとしても、SHINeeとしても、もし可能ならぜひ来たいと思っています。実は、まだよくわからないんですが、アメリカツアーの計画を練っているところです。まだはっきりとはわからないですけど、行きたいですね。SHINeeとしても、ここに頻繁に来たいと思っています。
ここ6年間で、K-POPはアメリカでますます人気が高まっています。6〜10年前と比べて、アーティストにアメリカで公演してほしいという需要が高まっています。その雰囲気に変化を感じますか？
K-POPがアメリカで人気を集め始めたのは15、6年前だったと思います。アニメ音楽みたいに、一種のシンドロームみたいなものだと思っていました。熱心なファンが少数いるような。私もオタクなので、そういう時期だと思っていました。でも、5、6年前はK-POPが人気だったんです。今では、K-POPって何で、アメリカンポップって何？ どういう意味？ TikTokでベトナムの曲を踊る人たちがいる…今の世代には関係ない。韓国語で歌おうが、日本語で歌おうが、英語で歌おうが、今は関係ないんです。実は、ちょっと嬉しいんです。
それはアーティストとしてのあなたにとって、より自由なものになるに違いありません。
昔は歌詞が理解できないと、誰も聴いてくれなかったんです。分かります？でも最近は全く違います。ずいぶん変わったと思います。アーティストの表現力次第で、英語で歌うか韓国語で歌うか、自由になります。アーティストとして、以前よりも自由になったと感じています。
アーティストとして、ご自身はどのように変化したと感じていますか？長いキャリアを積まれて、キャリアを始めた頃とは大きく異なる境遇にいらっしゃいますね。もちろん、大人になったのは確かですが、除隊後の数年間で、ご自身のパフォーマンスに変化を感じていますか？
正直に言うと、私がNCTの年齢だった頃は、この年齢（33歳）で仕事ができるとは思っていませんでした。正直、想像もできませんでした。よくそう言われました。先輩アーティストは皆、グループで長く続けるのはそんなに長くないし、本当に大変だと言っていました。過去にはそういうことをたくさん聞きましたが、今私は34歳（韓国年齢）ですが、まだ同じことをしています。私が10代の頃は、30歳になった時に本当に考えていたのは、自分の時期のために何をすべきか？ということでした。しかし今は違います。そういう世代が変わったので、私は後輩アーティストたちに、あなたたちも（30代でも）以前と同じようにこれを行うことができることを示したいのです。私自身のキャリアには、想像もできなかった多くの良いことが起こりました。そして、すべては30歳を過ぎてから起こりました。私は真剣に想像することはできませんでしたし、これを計画したわけでもありません。私は誠心誠意、自分ができることをしました。それが私の仕事でした。心を込めてやっていた仕事です。辞めなかった。それがポイントです。それから、もしかしたら10年後にも同じことをしているかもしれない、だから今なら計画を立てられる、と考えました。それが私の人生で最も大きな変化でした。
今年の夏はKCON LAに出演されますね。どんな気持ちですか？
アメリカのファンの皆さんに約束できたことが本当に嬉しいです。皆さんの願いに応えられているような気がして、本当に嬉しいです。もうすぐ戻ってきます。ファンの皆さんに約束したことを証明できているような気がして、すごくワクワクしています。実は今回は（直前まで）メキシコにいて、そこから直行だったので、ロサンゼルスを満喫できませんでした。外出もできず、あまり楽しめませんでしたが、パフォーマンスを楽しめればそれで十分です。
KCONに関しては、もっと楽しみたいですね。1日公演なので、公演前も公演後も、もっと楽しみたい。もっと写真を撮りたい。みんなに（今回の旅を）見せたい。
「Pleasure Shop」はあなたの最新のリリースでしたね。Keyの曲らしさはしっかりと残りつつも、過去の作品とは少し違った印象を受けます。ソロアーティストとして、サウンド面では今どこにいると感じていますか？新しいことに挑戦したいという気持ちはありますか？
K-POPの良いところの一つは、ジャンルがないところだと思うんです。人間として…私は本当に変わった人間なんです（笑）。映画オタクなんです。K-POPでは、あらゆる文化、あらゆるジャンル、あらゆるビデオを1枚のアルバムに混ぜることができます。そんなに才能があると言っているわけではありませんし、何でもできると言っているわけでもありません。でも、次に何をしたいのかは、私自身もまだわかりません。その年の全体的な環境や雰囲気、トレンドによると思います。過去の自分のアイデアをいくつか拾い上げることはできます。そういう風になっていくのかもしれません。でも、今年は、人間キボム（本名）として、「Pleasure Shop」は私にとって少しマイルドな作品でした。もっと強い作品を作りたいと思っています。「Gasoline」がとても恋しいので、今年計画しているアルバムで再び強い作品をリリースするつもりです。
音楽はあなたの一部だとおっしゃっていましたが、人生におけるこれらの部分をどのように区別していると思いますか？
人は誰でも12のアイデンティティを持っていると思います。有名人に限らず、誰にでも。人間なら、仕事に行く時、学校にいる時、親友に会う時、あるいは嫌いな友達に会う時、全く別の人間になるようなものです。分かります？アーティストとしても、人間としても、それは同じです。機嫌が悪い時は、悪い子になってしまうことがあります。私も人間だからそうなるんです。ある意味、信じられないかもしれませんが、私はちょっとシャイなんです。ある時点でシャイになって、辛く、扱いにくいこともあります。一つのアイデンティティだけを表現することはできません。バラエティ番組に出る時は、自分はコナン・オブライエンだと思っています。本当にそう感じます。コメディアンだ、ステージに立つ時はポップスターだ、ステージ上のマイケル[ジャクソン]だ、そんな風に感じます。雑誌に載っている時もそう感じます。プライベートでは、モデルになったような気分です。プライベートでもほとんど同じです。そんな感じです。「私は誰？」「Keyってどんなアーティスト？」なんて考えないんです。私自身がいっぱい詰まっています。
by Nicole Fell, June 9, 2025