私達は常に会社員、妻、母など何らかの役割を果たしながら生きていると思います。
ですが、求められる役割や仕事に応え続けているうちに、知らずに自分自身を置き去りにしてしまっているのかもしれません。
2週連続で、週末といえば最低限の食事をする以外の全ての時間をSHINeeに費やした私は、信じられないほど元気になっていたのです。
特別に悩みが深かったわけでも、体調が悪かったわけでもないのです。
ですが、自分でも驚くほどのパワーがみなぎっていたのです。
あぁこれで、これからも生きていける、と確信した時を今でもはっきりと覚えています。
子どもの頃に純粋に好きだった歌やダンスをシャワーのように浴び続けた私は、その頃のみずみずしい感情も再び味わうことができました。
感動で雷に打たれたように全身に衝撃が走った瞬間や、涙した瞬間を再び経験することができました。
全ての役割という仮面を脱ぎ捨てた、ただの自分に戻れたのです。
そして、その開放感を味わいつつ、好きだったブルーノ・マーズが作曲したというテミンくんの曲を見てみようと彼について調べている時に、私は新たな衝撃を受けてしまったのです。