正直、3月10日を意識し始めたのは、ここ10年。祖母が痴呆でぼけてしまってからだ。
祖母は毎年この日はNHKの空襲の特別番組を見ていた。当時、銀座の新富町に住んでいた祖母の家もこの日に燃えてなくなり、銀座から上野公園を目指して避難した人の多くが燃えて亡くなり、日比谷公園を目指したので助かったと聞いた。
雛人形をはじめ、大切だったものは全部燃えてしまったといっていた。祖母は昭和4年生まれ。当時16歳。うる覚えではなくちゃんと覚えている年だからこそ毎年この日を大切にしているのだろう。
大人になって思うのは、風化させてはいけないと感じるのである。
被害を受けた受けてないといった事や、虐殺とか。いろいろな意見もあるし、外国人も含めたら、空襲は当然といった意見もあるだろう。いろいろな立場があればいろいろな意見もあっても良いと思うのだが、 当の日本人が 「東京大空襲は昔の話でよく分からない」ではやはり恥ずかしいと思うのである。
意見がどうとかではなく、意見を持てるくらいの知識は次の世代へ引き継がなければいけないのだろうなっと感じる。