Gloria Estefan / Tradicion | 音楽日記 & バンコク日記

音楽日記 & バンコク日記

お越し頂きありがとうございます
『― 音楽日記 ― (台湾、香港、韓国、英語 等)』という名前で05年から開設したこのブログですが
生活の場も 東京→バンコク と変わり 名前を一新してみました

Gloria Estefan / TradicionTradicion
  1 Tradicion - Album Version/Version Del Album
  2 Tradicion - Glorious Tribal Mix
  3 Tradicion - Musto Traditional Mix
  4 If We Were Lovers - English Version
  5 If We Were Lovers - Spanglish Version
  6 Mi Tierra - Hustlers Convention Remix
  7 Dr Beat - Hustlers Up-Town Full Length Disco Remix

 Gloria Estefanの93年に出たMaxi Single ”Tradicion”。tradition ではなくtradicion なのは彼女の初めてにして大ヒットを記録した93年のスペイン語アルバム”Mi Tierra”からのSingleだからだ。正式にはoの上ににウニョっとしたのが付く。
 
 Tradicionは、”Mi Tierra” “Con Los Anos Que Me Quedan” に続く第3弾Singleとしてリリースされた。このSingleは彼女のその後の活動の幅を広げたSingleである。1st singleの”Mi Tierra”Hot Latin TrackでNo.1、Hot Dance Music/Club Play No.5とクラブ、ラジオ共に活動する慎重な戦略が練られたのに対し、2nd singleでバラードの”Con Los Anos Que Me Quedan”は、英語曲”If we were lover”が用意され、Radioのオンエアをメインに販促が行われ、Hot Latin Track No.1となった。
 
 このTradicionはパーカッションの強いUp Tempoの曲で、Mi Tierra同様のPablo FloresとTommy MustoがRemixerとして招かれてのクラブでの販促となりHot Dance Music/Club Playで彼女のキャリア初のClub Play 1位となっている。クラブで流行ったのはTommy MustoのVersionだが、僕はパーカッションの強いPablo FloresのVersionの方が気に入っている。
 
 Gloria Estefanは84年にMiami Sound Machineとしてデビューし、当時の”Dr.Beat” “Conga”はClub Playで人気を集めたのだが、彼女の母国語であるスペイン語と彼女が一番に市場に受け入れられたClub Play ChartがこのTradicionなのである。この流れはその後の彼女のスペイン語のUpナンバーはもちろん、Shakira, Enrique Igresias, Ricky Martinといったラテンからポップスにジャンルを跨ぐ人のクラブ戦略という布石となるシングルだ。