以前読んだ本に
「ストレスが音楽を生んだ」
という一節がありました。
♪ こんにちは
武石 久美子 です ♪
その本は、DOJIN選書
「音楽の感動を科学する」です。
福井氏は、
クラシック名曲の数々が、
歴史の「ある一定の期間」に
たくさん生み出されていること
に注目しています。
「一定の期間」とは、
古典派(モーツァルト等)から
ロマン派(ショパン等)の時代。
この頃のヨーロッパは
絶対主義→市民社会への移行期で
キリスト教的禁欲主義や戦乱、
革命などの影響で、
混乱や対立が続いた時代ですね。
福井氏はこのことについて
- 社会の混乱は飽くなき創作活動の源泉となる
- ヒトのストレスには音楽が有効で最適
- 異文化、異民族の間のストレスは音楽によって、最も効率よく解決される
と述べています。
時代という「不思議な時」が
音楽の力を必要とするとしたら、
私たちが生きる今こそ、
音楽の力が
必要なのかもしれません。
3月に参加したクラリネットアンサンブル
先日放送された
「題名のない音楽会」のテーマは
ボーダーレス。
海外に拠点を移して
「アジア人への差別はやっぱりあるんですよー」
と苦笑い気味に話したのは
ピアニスト 藤田真央氏
「宇宙からは国境は見えない」
「多国籍ではあるけど無国籍ではない」
という名言を返したのは
宇宙飛行士 野口聡一氏
野口氏の言葉に藤田氏は
「あぁ~」と大きく頷き、
心から共感の笑顔を見せたのが
とても印象的でした。
この素直さが真央くんの素敵なところ
さて最後に
ロシアの作曲家チャイコフスキーの
交響曲第2番をご紹介します。
初演から大絶賛を受けた作品で、
3つのウクライナ民謡が使われています。
一般的な副題は「小ロシア」
当時のギリシア正教の行政区分で
ウクライナを小ロシアと
呼んでいたことから、
この副題がついたそうです。
カラヤン指揮
ベルリンフィルによる
1979年の録音です。
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
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