フクロウ二羽の巣立ちを見守る
次の朝 ふっと見るとエアコンの室外機の上にいて
動かずじっとしてかわいい眼差しでこちらを見ています

これは大変 木に戻さないと
親フクロウが餌を運ばないで育児放棄したら大変
でも 人の匂いをつけたら親フクロウは来なくなってしまう
タオルで囲ってそっと杉の木の根本に置きました
まだ飛べないので猫に殺られたら大変
暫くして観に行くと木の上にいました ホッ!良かった
鋭い爪と羽根をバタバタして幹を登り上がったのでしょう
そのあと台所の外の所で物音がするのでそっと遠くから見ると
また落ちてた(笑)
それから毎日安否確認に声をかけます
夜行性なので昼は目を閉じて眠っています
親が夜は来てエサを与えているのが見られて安心しました
朝起きるとどこにいるか見つけて声をかけます
杉の枝にいないと探すと納屋の屋根の上に
時々車庫の車の上に居ることもあり大きな落とし物をおいていきます

2週間ぐらいしてもうすっかり姿が見えなくなりました
今頃は山の森の中で元気に過ごしていることを願いながら
フクロウのヒナと過ごした日々を懐かしんでいます
それはそうと
ここに居たムササビは何処に行った?
時々遠くで鳴き声はするけどもうここには戻って来ないのでしょうか?
ここからお嫁に行った99歳の叔母さんは物心ついた頃からこの木に居たんだよ と話してくれたのに
フクロウは嬉しいけれどムササビが居なくなったのは寂しい
自然界は共生は難しい ね
