父の日 父の思い出
親孝行 したいときには 親は無し
本当にそうだ
父に 親孝行らしいことしたことないわたし
二十歳でお嫁に来て
それは父はもちろん両家の望んだ幸せな結婚だったけれど
日々の仕事と親戚付き合いと夫の兄弟姉妹の付き合いと田舎の地域の付き合いと出産育児で実家に帰ることも殆どなかった
お正月 お盆 お彼岸 お節句には里帰りしましたけれど
父は娘のわたしがどんな生活をしているか気がかりで時々様子を見に来てくれた
わたしは夢中ですぎる毎日
幸せも不幸も仕事の大変さも 母親の役目も 姑に尽くすのも嫁の役目も それが生活だと思って暮らしていた
それから月日は流れ 急に見つかった膵臓癌 父70歳の時でした
次女の大学入学式にわたしも同行した4月初め 大学の校門脇に咲き始めた染井吉野を父に見せたくて一枝いただいた
染井吉野は枝を折ってはいけないと解っていたけれど北関東の北部で染井吉野の咲くのを見られるかどうかわからない終末の父の病状を思い 一枝をバッグに忍ばせ帰り病院に行きました
父は 孫娘の大学合格と入学を心から喜んでくれ 桜も嬉しそうに微笑んで観ていました
家に来たときお酒と料理を作り食べてもらう
娘たちがおじいちゃんの来るのを待ち望んでいたこと
わたしが嫁ぎ先で夫や家族と平穏に暮らしていること
それだけで喜んでくれていた父
入院中は毎日父に付き添ってそばに居られた
限りある命だから仕事をしなくていいから「お父さんのそばにいてやれ」と言って毎日病院に行かせてくれた夫もそれがせめてもの義理の父への最後の親孝行だと思ったのでしょう
今日は父の日 親孝行もできなかった娘だけど
今も幸せに平穏に暮らしていること喜んでね
今も元気でいてくれたら何でも出来るのに・・・
親孝行 したいときには 親は無し
そして
夫に父の日はピザーラ・ピザ
簡単手抜き でも夫はピザ大好きだからこれで良いよね?
テイクアウト注文で帰りの車の中はわたしには地獄
焼きたてピザの良い香りがプンプン香っている香りをかいで帰り道の25分間お腹はグ〜〜!ですから(笑)
そんな父の日
晴れから夕立 雷ゴロゴロ 天気急変でした