やさしい花々
いつの間にか季節は廻り もうすっかり初夏模様
咲く花も 春と夏の間を紡ぐやさしい色の庭の花 野の花
オベリスクに絡んで枝を伸ばすハニーサックルも甘い香りを振りまく
宝鐸草はうつむいて空を見上げないのは胸に秘めた想いがあるから それは・・・もう・・・遠い追憶
さやさやと小川の流れを聴きながら緑深くやわらに茂るも不本意な名 うわばみそう
あやめ? かきつばた? 菖蒲? 杜若? わたしは菖蒲(あやめ)よ
野のおなじみの春紫苑
荒れ地にたくさん咲くので貧乏草なんて謂われもない名で呼ばれるけれど
優しいピンクの色合い やわらかな花びら たくさんの仲間のいる楽しさ
どこにでも咲いて いつも身近にいて 心を慰めてくれる 大好きなあなた