二人静 | 花菜園里山便り

二人静


紅い野ばらのブログ    

     フタリシズカ  二人静

     花言葉 : いつまでも一緒に  静御前の面影



普通は花柱は二本  静御前と静御前の亡霊の二人と見立てた


この写真の二人静は日向に生えているせいか花柱が4~7本ありました

一本や三本も良く見られます

花が違い 花柱が一本の一人静もあります



     


     静御前

源義経の妻妾 白拍子

不遇 不運の義経と共に 兄頼朝の追っ手から逃げる途中 奈良吉野山中で義経と離れ別行動になり

そして 捕らえられ 鎌倉の頼朝の元に送られました


白拍子の舞を舞うように命じられ 再三の要請に応じ 鶴岡八幡宮にて舞いました


 しずやしず しずのおだまきくり返し 昔を今に なすよしもがな


 吉野山 峰の白雪ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき


  

義経を恋い慕い 歌い舞う静御前に頼朝は激怒しました


けれど 妻北条政子は 

女なら誰も恋しい人を慕い想う心は同じ と 頼朝に執成したといわれます



その後の静御前の悲惨な日々は語るのも辛いです

女性なら尚更に・・・・・


   

   二人静  

   静御前と霊の二人の姿 

   

安らかに・・・ あなたの面影偲びつつ あなたの悲運を想い あなたの安眠をお祈りします

   


  
紅い野ばらのブログ