クマガイソウ | 花菜園里山便り

クマガイソウ


紅い野ばらのブログ    

    クマガイソウ  熊谷草

    花言葉 : 見掛け倒し 


  この花言葉には裏の意味があるようで胸が痛みます


  熊谷直実は源氏の武将 

  有名な源平合戦 「一の谷の合戦」に破れた平家を追い 追い詰めた敦盛に対面した直実は 

  兜を取った敦盛が自分の息子と同じ年頃であることを知った 

  それでも斬らなければならず 涙ながらに首をはねた

  その後直実は 敦盛の霊を弔うために出家しました


  時代が時代で 戦の敵味方とはいえ 切りたくない人を斬らねばならない心情

  武将であるが故 命を惜しむことを許されない

  辛いことに 命の重みを無残に砕いてしまう時代

  その歴史の上に今の日本の平穏があることを何かにつけて思い起こさないとならないと想うのです



  その直実の 武将としての顔と 敦盛を斬ったことの悔いと弔う気持ちの裏表を

  『見掛け倒し』 という花言葉になったようです・・・が

  ちょっと語彙が違うように思うのです 相応しい違う言い方がありそうな・・・・・ 

  それでは 何と言えばいいか・・・・・?



  日本の野生の蘭の中では最大  半日陰のような生育場所を好むようです

  カタクリの葉が消える頃に葉が出てきて花が咲きます

  野草園のような庭で雑草もみんな仲良く生えています


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