シクラメンのおもひで
家々の窓辺に お花屋さんに 色とりどりのシクラメンの季節ですね
あなたの傍で あなたに見守られて 咲いて散りたい 花の命です
今は改良が進んで 本当にいろいろな色も花の形もレースのフリルのようなものもありますね
中学生の時ですから もう 今は遠い昔 何十年くらい前でしょう・・・?
理科の授業か美術の授業か忘れましたが 何の花でもいいから一輪持ってくるように言われました
わたしは鉢植えのシクラメンから一本を切って持っていきました
先生は初見の花のようで 「何と言う花か?」 と 尋ねました
「シクラメンです」 と答えると にっこり頷いていたのを思い出します
あの時のシクラメンは この色 この花びら
なので いつからか いまもずっとシクラメンはこの色の花びらを選びます
あのころ1960年代半ば
母はまだ珍しいシクラメンを一鉢買ってこころの糧にしたのでしょうか
母のそんな想いが偲ばれるシクラメンの想い出です
真綿色のシクラメンは清しい・・・