京都2007年 歩いて訪ねる嵯峨野 | 紅い野ばらの里山便り

京都2007年 歩いて訪ねる嵯峨野

                2007年3月7日


高山寺と西明寺を訪ねたあとバスに乗り京都市内方向に戻り嵯峨野でバスを降りました

お寺巡りに歩きやすい遊歩道が整備されているということで歩いて散策します

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  嵯峨野  化野念仏寺

  旅雑誌で この石仏群を知り 忘れられない光景が刻まれました

  人影もまばらなこの時期 一人で訪ねるのには寂しいところです

  その昔

  風葬の地であるという

  京都の山奥  化野 という地名に相応しいお寺でした

  何かを感じやすい人は避けるか 賑やかな時期をお勧めします

  わたしは 不思議と 一人で歩くことに怖さを感じないのは何故なのか 

  わたしにもわかりませんが・・・




京都は 女性の一人旅にやさしいと言われますが ほんとうにそうですね

ここ念仏寺から清涼寺まで 初めてでも難なく歩いて巡れました

石畳の道 お休み処 民芸品のお店 案内板など整備されています


念仏寺から程なく 二尊院です

二尊院の謂れは 釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を本尊としているから

道沿いの門をくぐると 参道の両脇に紅葉が植えられています

きっと今頃は 真っ赤な紅葉が見ごろで美しいでしょうね




そして案内を頼りに歩きます

祇王寺 です

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平清盛をめぐる四人の女性の 悲恋の尼寺 祇王寺です

苔むした庭に節分草が咲いていました

薮椿の赤だけが 静まった空気を染めていました

”萌えいずるも 枯れるも同じ 野辺の草 いづれか秋に あわで果つべき”  祇王

    

この質素なお寺に 十七 十九 二十一の若い女性と 母が余生を暮らし

ただ 阿弥陀の 西方極楽浄土へ迎えられんことを祈る日々

・・・・・・  ・・・・・・・・・   何もいえないわたしでした




竹を編んだ垣根に ヤマガラ が飛んできました

餌付けされていて 人が居ても恐れない様子でした紅い野ばらのブログ



祇王寺を後に 案内のまま

常寂光寺へ 和歌で有名な小倉山です

山の斜面に沿って寺域が続いています

膝に不安を覚えながらも三門をくぐり 階段を昇ります


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多宝塔や本堂がある中腹まで上がりますと

木々の間から 京都市内が一望できます

はぁ~! と 感激の展望です

この日は雲っていましたので 暗い写りになりました

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    常寂光寺を降りて 案内どおりに進みます

    すぐに 落柿舎があります

    落柿舎は 芭蕉の門人 向井去来の閑居跡

    芭蕉も何度か訪れているそうです





そして 清涼寺は 落柿舎からすぐ近く

清涼寺の本尊 釈迦如来は 生身の釈迦 といわれ有名です

仏像の内部に つくりものの五臓が収められています

僧ちょうねん(変換不能)が中国より持ち帰る道のりを描いた絵巻は傑作

その 釈迦如来の像を拝見できて 感激でした
落柿舎の方向は西側の門 正面の三門は南側です


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京都の旅の思い出と 写真と お寺の謂れは記憶に頼っています

きちんと調べるならもっと詳しく 正確な記事が書けると思います

確かな正確さは自信がありませんので もし 間違いがありましても

どうぞ お許しくださいね



次は 歌にも歌われる 栂の尾高山寺です