ある日の日曜日、その日は弟の友達が午後からパソコンのセットアップに来てくれる日だった。

それで、弟の帰りがなぜ遅いのか分かった。友達の家でパソコンでゲームをしたり、パソコンの勉強をしているからだった。

ぼくはパソコンを買いに行ったときに、家に店の人が来てパソコンに関することを教えるサービスをするという張り紙があったことを思いだした。たしか、1日に2万円ぐらいかかるのでなかったか? 弟の友達にきてもらって、只で済むのか?

ぼくは弟に問いつめると、弟はB連合という組織のようなものに友達に誘われて入っているらしい。パソコンを使わせてもらっていただけでなく、学校の勉強も見てくれるらしい。

 

ぼくは引きこもって時間があるので、新聞やテレビはよく見た。それでそれは匿名流動型犯罪組織とか半グレという組織でないのか? 危機感をもって、弟に問い詰めたが、とにかくその友達は高校生の兄もいっしょにくるので、会ってみればいいと言われた。

 

ぼくはその日の午前中、自分のものになったパソコンのマニュアルとかを読んだ。セットアップは別にそんな難しいものではないのでないのか?

ただ、マイクロソフトアカウントがなにか、よく分からなかった。スマホのジェミニに聞くとパソコンのセットアップに必要なようだが、ローカルアカウントにすれば必要ないらしい。そのかわり、利用できないサービスもある。ぼくには、そのサービスがなにの役にたつのかちょっと分からなかった。

そして、マイクロソフトアカウントはたいていメアドにする。ぼくは自分のメアドを知らない。

 

ぼくは自分のことを考えた。学校へ毎日通ってない人間が会社に毎日仕事に来てくれるとは思われないよな、と。だからって、そう気づいてもぼくのストレス障害は治るものではなかった。だとして、ぼくはちゃんと医者の診断を受けるべきでないのか?

 

昼食はいつもの休日の昼食だった。ぼくは家族の分の食器を洗った。午後1時頃、お客さんがきた。弟の友達だろう。ぼくが玄関に出る。

「村山、お前の家か?」相手はぼくの中学のときの同級生とその弟だった。こいつはB連合というものに入っているのか? でも何をしようとしているのだ? ぼくは弟を呼んだ。その二人でパソコンのセットアップしてくれることになった。

二人を弟の部屋に案内して、ぼくは自分に買われたノートパソコンをもっていって、セットアップをしてもらうことにした。

こういったことを只でしてくれるのはいいが、B連合というのは何だ?