中学は卒業した。平日に出歩いてもいい。と思った。だが、ぼくに出かけるところはなかった。

ぼくは小学校の同級生がああだこうだとか考えることがあった。だが、それはどうでもいいことで、なにを考えていたのか忘れた。それは、もうどうでもいいことだった。

 

世の中を知らないといけない。ぼくは、午後3時過ぎから新聞を読んだ。漢字辞典の使いかたを習うまでは中学へ通えていた。

それで買ってもらったスマホは面白かった。なににでもというわけではないが、質問に答えてくれる。

 

ぼくはまず、午前6時には起きているべきだろう。と考えた。母は月に1万円のお小遣いをくれるようになった。これは理由がある。ぼくは万引きをしたことがあるからだ。そのときのぼくは、万引きを職業にしようなどと考えていた。犯行をしたのは個人商店だった。店の人に捕まったぼくは、自分の名前や学校を素直に答えた。相手は警察ではなく、学校へ何度も電話をした。母が言うには、ぼくが素直に答えたので驚いたらしい。

ぼくは万引きを直接は親に怒られなかった。両親は店へ謝りに行った。それで、ぼくは万引きなんかしないと決めた。親はぼくが金に困らないように、お小遣いをくれることにした。ぼくは、お小遣いを本を買うのにもっぱら使った。

プレイステーション、スイッチなどというゲーム機は欲しいと思わなかった。現物で遊んだことはなかった。

ぼくが興味をもったのは乗り物だった。それでスマホのAI,ジェミニに原動機付自転車の免許の取り方を聞いた。月の小遣いで間に合う。免許センターで講習を受けれるとして、それがどこにあるのかもスマホで調べられた。

夕食のあとで、母に原付免許とバイクがほしいと言うと、父は仕事を手伝ってくれたら、給料を渡すと言われた。父の仕事は左官。冬になって水が氷ればできなくなる。

父のいうことを素直に聞く気になれなかった。弟とトラブルになると、ぼくの言い分は聞かずにぼくは弟の面倒をみろと一方的に怒られた。父はまともに話ができる相手でなかった。だが、仕事をすればお金をくれるという。

まず、その前に生活習慣を整えなければならない。まず、朝に早起きをする。小学生がもつ目標だった。