やはり、スマホとか買うべきか?

由乃さんの父親からお客さんを紹介してもらったのは、これで3人目だっただろうか。住宅地図を頼りに、なんとかお客さんの家に行った。スマホがあれば、断然楽だな。

本って、新聞の半分のお金にしかならないのだが。そんなことを言ったら、怒られるから言わないが。いい、お客様である。

帰り、向かえ合わせにある県庁と市役所の前の道路を通る。その県庁と市役所を結ぶ横断歩道の押しボタン式の信号が赤になる。

なんだろ? 県庁と市役所になにか闇のようなものがかかっている。ぼくは10年ぐらい前、中学生だった由乃さんたち二人に退治されたときに、そういう闇に覆われていなかったか? 市役所と県庁が世界を終わらせようとしているのか? ぼくはまず、明日のパンや米を買うためにチリ紙交換屋をするのだ。

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闇、駿になにか闇がついている。市長が闇に侵されている。市役所とか県庁とかに悪いものがついている。

わたしは何を考えているのか?

わたしが中学生だったころ、街をまもるために戦ったのはチリ紙交換屋が相手だった。そのチリ紙交換屋はまじめに働いている。だが、

「戦ってください」と何かが訴える。そのチリ紙交換屋はいまは味方になってくれる。・・・という妄想。

私は戦えない。いまは俊和がいる。育児をしないといけない。

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今日は由乃さんの父親の知人の終活の本を回収して終わり。

由乃さん、その人が中学生だったときに負けて世界を滅ぼそうなどと思わなくなって10年以上たった。その相手は結婚して子供がいる。

いっぽう、ぼくはずっと半端者だ。一人前になれない。ぼくは中学2年生から学校を休みがちになって、ひきこもりになり、それで中学の卒業証書は卒業式の3日後に親ともらいにいって卒業した。で、17歳のころに町内にしょっちゅうくるチリ紙交換屋さんに頼みこんで弟子入りのようなことをした。それでいまは、自分でチリ紙交換屋をしている。自動車教習所に行くにも仕事に使うトラックを買うのも親に金を援助してもらった。いつまでたっても、ぼくは一人前になれない。

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駿はなにか闇をもって、市役所から帰ってくる。

市長が闇に侵されている。そんな気がした。あのチリ紙交換屋の中山ならなにか知っているのでないか? だが、そいつはスマホをもっていない。

だが、聞いてみよう、また世界を滅ぼそうなどと考えているのでないか? いや、それはいまは市長が考えいているのか?

中山は天気はよくても金曜日は休むことにしたと言っていた。金曜日に電話して聞いてみよう。そして、これは妄想だと言ってもらおう。