母はわたしをどうしたいのか? 漫画といったものを読ませて色ぼけさせたいのか? わからない。
コンピューターが組んだ学習プログラムをこなすだけではダメなのか?
昔からママのところに人が会いにくる。なにもママはカウンセラーとかいうわけではない。だが、ママと話したいという人がくる。
わたしはそういう人たちを泣かしてしまうことがあった。女の人が多かった。そして、いっしょに来た男の人が女の人に「悪かった」とかいって、謝る。
わたしにおもちゃやお菓子を買ってきてくれる人も多かった。
それでSNSを読むにわたしとわたしと同じぐらいの年齢の人は奇跡の世代と言われているらしいと知った。
環境ホルモン、放射能、ウイルスなどの人間の遺伝子を傷つける物質、または薬物の作用。わたしの世代はそういった要因で不良な子供が産まれないように機械で子供をつくれる技術が完成したあとの世代だった。
それは神の配剤かもしれなかったと言われている。そして、神さまには人間を懲らしめようとするか滅ぼそうすると神と人間を教えさとし、守ろうとする神がいるとか、SNSの掲示板で論議されてきた。
そして、わたしは知ってはいけないことを知ってしまった。自然出生児の私は処分されるはずだった子供、産まれる前に殺されなければならない子供だったというのだ。それを知って自分が全否定されたと思った。自分の存在が間違いだったなんて。
これがどういうことかはママに聞けなかった。そして、わたしがパソコンのSNSを見ている1日の時間が長くなっていった。そして、わたしのママは本当にわたしを産みたくてわたしを産んでくれたのだと分かった。