1時間、パソコンをネットにつなげたとしてかかる電話代は200円か。とぼくは計算をした。だが、ウインドウマシンを買う金もためたかった。

NECがパソコン通信の研究を始めたのは自社のパソコンの宣伝をするのが目的だ。それで高校生のころ、PC-VANでパソコンの価格を調べたら、本体だけで40万円ぐらいだった。

いまの貯金ではたりない。来年には買えるようになると思うが。預金通帳を見て、来年にはパソコンを買うぞ、と思った。

 

会社から、待機と言われたのであって休暇と言われたわけではない。よくわからない。ただ家にいればいいのか。

 

 

PC-VANのいろいろな掲示板をみると、NECのパソコンは買わないという人が多い。ぼくは池田さんにその件でメールをしてみた。

<NECは社員の態度が悪いといって、嫌いになる人が昔から多いんだ。だけど、パソコンの品質を悪く言う人はいないよ>

と池田さんはメールを返してくれた。前から気になっていた在宅ワークについても質問した。

<それは実際に外国語の翻訳ができるとか、プログラムを組めるとかいう人は1日に2時間ぐらい働いて月に8万円ぐらい稼げるらしい。でも、パソコンを買わせて、ろくに仕事を寄越さないという業者も多いらしいよ>ということだった。大学受験をしたいわけではないが、英語の勉強とかは続けようと思った。だが、ワードの本は買ったものの実際にパソコンの勉強するのはウインドウマシンがないと難しいなと思った。

 

11月になって、明日から来てほしいと会社から電話がきた。翌日言われたとおり会社へ行く。会社でぼくを市役所で使うことにしたと言われた。それで、会社の作業服とかをもって市役所へ行った。もともと、会社のロッカーに私物とかは置いていなかった。どうも出張して仕事をするグループからははずされたらしい。

市役所には地下に清掃員が休む部屋がある。そこで作業服に着替えをした。まとめ役の人に挨拶をする。