昭和61年のことです。ぼくはその仕事を紹介してくれていた人といっしょにマルチの集会に行くために車でその人の先輩の家まで行きました。
相手は2時間ぐらいだらだらしていました。それで集会が開かれるホテルへ行くことになり、ぼくがはじめは運転していました。ぼくは制限速度を守る普通の運転をしました。それでは友達は遅いと言いました。運転はその人の先輩と交代しました。
その先輩はいきなり車のオルゴールを鳴らしました。国道で速度100キロ以上のスピードを出したのだ。時間はいくらでもあったはずだ。こういうマルチ商法にのめり込む人は倫理観が壊れていることがわかる。
ホテルをみつけ、集会が始まる。ぼくは大きな名札をさせられる。
集会の発表は体験発表会だ。布団で寝るだけで健康になるという健康寝具を売るためだ。
これはまず、その寝具を買う。それを他に人に買わせるとマージンが発生する。その買った人が他の人に売るというネズミ講と呼ばれたものだ。国会でも問題になった会社だ。
ぼくはそれを仕事だと思っていた。それで、その寝るだけで健康になるという磁気マットレスと枕をその先輩から買うことにする。結構高かった。それで就職できるかと思ったからだ。
その岩手県のホテルにはぼくたちの他に山形とかから来ているグループもあった。ぼくはそのマルチの集会に行ったのは1回だけだが、あとでその先輩だけで行ってみたことがあったらしい。山形のグループは人をたくさん連れてきてすごかったらしい。それでその先輩たちはマルチをやめることにしたらしい。
次はそのマルチの先輩をもってしまったぼくの友人がどうなったか書きましょう。