ぼくの中学生2年生の2学期になんのトラブルも発生しなかった。どうして、学校へ通うという、子供なら当たり前なことができなくなっていたのだろう?
登校して、学校までもうすぐのところ、なんとなく立ち止まり空を見上げる。
「どうしたんだ? 秀和」
「UFOを探していたんだ」
ぼくのその返答を聞こえた人がちょっと、空を見上げた。
ぼくは学校が嫌いだった。スポーツの部活がする人間がとくに嫌いだった。部活をする人間はそれを理由に掃除当番をしないからだ。それで、ぼく一人だけ残されて掃除するようなことがあったりした。
だが池田さんとメール交換して、こう教えられた。学校の部活というものはテストで点数をとる以上の意味がある。社会で会社などに勤めると先輩後輩との関係を関係を作るのに部活をした経験が生かされる。部活で身につく対人スキルはその先輩との関係の対応、後輩の面倒をみることなど、トラブルがあった時の対応をするのに役にたつという。池田さんが言うにはスポーツ部の部活では実際スポーツをするより、マネージャーなどをする人の方が社会にでてからの対人対応力を身につけられるのでないかということだった。
だけど、池田さんはそういうスキルがないという。だから、学校というのは知識を得るだけでなく、人間が社会に対応するために重要な場だという。学校の部活などは大会などで結果をだすより、社会の一員としての構成員になるために必要な重要なスキルを部活によって身につけることが大切だという。池田さんは中学を不登校をして、そういうスキルを身につけられなかったので、チリ紙交換屋をしているということだった。
このメール交換は夏樹兄さんがくれたパソコンでしている。パソコンは両親も使う。両親はぼくがメールを使用していることを知っている。池田さんには、メールが両親に読まれる場合もあることを教えている。