ぼくは平成2年に統合失調症を発症して、何回も入院しています。

現在、統合失調症患者は自動車免許の更新に障害を隠すと詐欺罪が適用される状態になっていますが、ぼくは主治医に診断書を書いてもらい公安委員会に審査して更新を許可されています。クルマを運転していて、道からクルマがこないと思いこむのも妄想の症状なのだそうです。ぼくにそういう症状はありません。

ぼくが世話になっている笠松病院は昔と今は閉鎖病棟が違うのですが、平成2年には洗濯物を外に干すためには鍵を開けてもらう必要がありました。

それである日、洗濯をして看護師に外に出してもらって洗濯物を干しました。それで昼頃、看護師にドアを開けてほしいと頼みました。ですが、看護師が言うにはぼくは洗濯はしていないと言うのです。しばらくして雨が降りました。降り終わると看護師は外にだしてくれました。看護師はぼくが洗濯を忘れてしまったと言いました。ですが、ぼくは外にだしてくれるように頼んだ記憶があるのです。

これは妄想と記憶障害が混ざったことによるものなのでしょう。自動車免許の所持は許可されるとしても、ぼくの障害はかように重いのです。

ある程度の小説が書けるのは、その障害によるものだと思います。ぼくの小説はまったくの妄想と記憶障害の賜物なのです。