「村山、きみは将棋やチェスが出来るか?」
「将棋がしたいな。娯楽室に将棋盤と駒があったね」
二人で娯楽室にうつり、振り駒でぼくが先手になった。
「ぼくたちの部隊は災害派遣の専門部隊だよね?」
「俺は前期の教育隊長から、そう聞いた」
「なら、ガンダムはなぜビームライフルを装備しているんだ?」
「さあね。俺は昨日ガンダムでビームライフルを撃ちまくる夢を見た」
「ぼくは人を踏み殺す夢を見た」
二人とも中飛車にして王将を穴熊で守る戦法をとった。戦線は膠着した。
「村山2士、木下2士.。居室で安静にしていなさい」入り口にイワブチ班長と1体の班長ロボットがいた。言われたとおり、将棋盤と駒を片付けて、二人とも自室に戻った。
午前8時、国旗掲揚のラッパがなる。タブレットで他の隊員の名前を確認していたぼくは、ラッパが終わるまで、気をつけの直立不動の姿勢をラッパが終わるまでした。
ちょっと体育館の様子を見に行こうと思ったが、ドアが開かない。
「安静にしていなさい」。部屋のAIが言った。
何か熟睡したという感じがなかった。ベッドに横になっていることにした。