なぜ山に登るのか
ミッキーです。
今月は、私の身体のトレーニングの話をします。
3月にヒマラヤから帰って、次の目標は何にしようか? と考えました。
もちろん、ヒマラヤも行くんだけど、去年5416mの峠越えまで行けたし
これ以上はトレッキングではなく本格登山になるので、そこまでは考えてない。
でも、美しい山は見たい。
ということで今年は雪山に挑戦することにしました。
2022年4月、20年以上ぶりに冬山道具(冬靴、12本爪アイゼン、ピッケル)を購入して
インフィニティで知り合った山男2人に連れて行ってもらい、北海道大雪山系の旭岳と黒岳に登頂しました。そのときの様子を、2年前のブログに書いています。
https://ameblo.jp/onlinehon/entry-12740366084.html?frm=theme
5月の連休に山男たちと残雪の大雪山に再チャレンジしました。
去年は、5月連休、2月冬休みもネパールに行くことになり、北海道の雪山シーズンは2年ぶりです。
黒岳の9合目を越えると急斜面。滑落しても止められないので、ロープで確保することもなく、自己責任で慎重に歩きます。
黒岳頂上は風が強すぎて、雪が少なくなっています。
無事4人で登頂して記念写真。
頂上までは2時間もかからなかったので、この快晴で下山するのはもったいない。
隊長が下山するというので、ここからは私がガイドしました。
黒岳周辺にはこの2年で20回以上登っているので、雪で踏み跡がなくても、晴れていれば迷うことないはず。
黒岳石室は、屋根までまだ雪です。
お鉢平までの見晴らしのいい稜線歩き。左右に大雪山系の山が一望です。
神様からのご褒美のように、太陽の周りの虹色の輪
ブロッケン現象といって天気の崩れる兆候だそうです。
翌日天気が崩れましたが、翌々日は回復したので、旭岳にもチャレンジ
頂上直下からの最後は強風で、エビのしっぽがたっぷりついています。
「なぜ山に登るのか」 最近よく聞かれますが、私は
「美しい景色を見たいから」 と答えます。
そう、自分の足で行ったものだけが見られるご褒美
もちろん誰でも行けるわけじゃありません。
私だって、それなりに準備をしています。
自分の命もおしいし、一緒に行く人にも迷惑をかけるから。
雪山を目標にしてから、24時間ジムに入会しました。
コロナでジムをやめた代わりに、オンラインフィットネスやオンラインヨガをしていたのですが
強度的にものたりなくなってきたのと、リアルで少し気分を変えたくなったからです。
近所のジムをいくつか調べたのですが、結果的には利便性で選びました。
プールもサウナもないけど、自宅から一番近くて24時間営業、休館日なし。
行かない言い訳を自分に与えない
月1回のパーソナルトレーニングもオプションでつけました。
1回目は3月上旬、カウンセリングの後にメニューを作ってもらいました。6種のマシンの筋トレを半分づつと、腹筋、トレッドミルで約1時間のプログラムです。
1カ月間はマシンの使い方を覚えることと、ジムに来ることを習慣付けることを目標にしました。結構真面目なので、1日おきの目標をほぼ忠実にこなしました。
2回目は4月上旬、パーソナルのときに体重と体脂肪の計測もするのですが、筋肉つけたいとプロテインや肉の量を増やしたら、筋肉と共に体重も増えてしまったので、有酸素を増やすことを勧められました。といっても、トレッドミルは退屈で30分以上に増やせないので、ジムに来ない日の朝、公園迄外をジョギングすることにしました。
3回目は5月上旬、いい感じで体脂肪も減ってきたし、マシンにも慣れたので、ウエイトを増やしました。ジムに来る回数を減らして、1回にまとめてマシンをすることにしました、1時間。それ以外の日は朝、大学の授業の前でも走ります。公園まで5km弱、約40分のゆっくりぺース。週1回は1時間以上長めに走ります。マシン筋トレの効果か少し走るのも早くなってきました。
私は太りやすい体質ですが、食事を減らしてもあまり効果がないので、ひたすら運動です。
冬は2kgくらい増えますが、夏に歩き続けると徐々に戻ってきて、秋のヒマラヤシーズンの身体になります。
年を取ると、体はただ使うだけはダメで、メンテが必要です。
走り始めたときに、少し左膝に違和感を覚えたので、
すかさず、整体師のまーちゃんの施術を予約しました。
茶道をやっていたせいで、内股になりがちなのをまっすぐ直す。
子育て中に子どもを抱いたときに左腰に重心を乗せたせいで骨盤が歪んでいたのを、左右のバランスとる。
コロナでオンラインが増え、頬杖ついたせいで顎がずれていたのを、戻す。
ちょっと揺らすほどの施術なのですが、本来の姿に整ったようで、
左も前屈のつっぱりがなくなり、深く曲げられるようにました。
翌日、1時間以上走っても、膝も痛くなくなりました。
時間やお金をかけて、トレーニングやメンテするのは
今さらモテたいとか
健康診断の数値が問題なわけではない
やりたいことをやれる身体をつくるのが目的
好きなことができる人生に感謝をしている。
私は、自分の生き方が好きでいたいから
最後に絵本を一冊紹介します。
原書タイトルはそのものずばり
I LIKE ME
日本語はちょっとひよって 『わたしとなかよし』だけど
ナンシー・カールソン/作 なかがわちひろ/訳
出版:瑞雲社 2007年3月
太ったブタが、好きなことをやる自分の生き方を肯定する絵本で
元気がでますよ