愛猫家イラストレーター「和田誠展」でねこ探し! | つながっていこう~オンライン版絵本で支援プロジェクト【公式ブログ】

ようこそ猫町文庫へいらっしゃいました。イチョウ

 

 

 

芸術の秋!愛知県刈谷市美術館までお出かけしました。バス

 

愛知県刈谷市美術館では9月16日から11月5日まで「和田誠展」開催しています。=和田誠展は写真撮影OK(NGもあり)=

テーマは「知ってるようで知らなかった・・・」83年間の仕事が大集結した展示会です。

チラシは4種類!

そうだ、私と和田誠さんとの出会いは絵本よりずっと前に星新一の文庫本だったなぁ〜。ラブ

 

 

 

多彩な仕事の和田誠さんのファンは老若男女問わず、ご夫婦で観に来られている方も多くいらっしゃって、平日金曜日なのに…賑わっていました。

 

 

 

 

 美術館の入り口からねこがお出迎えしてくれて、テンションが上がりますラブ 

 

 

 

 

 エントランス入ってすぐお迎えしてくれたの…マザーグースのバイオリンねこ。

ミュージアムショップにはマザーグースピンバッジがあり、“ねことバイオリン”のピンバッチはもちろん、猫町文庫へ仲間入りしましたよ。飛び出すハート

 

 

サムネイル

Hey diddle diddle,

The cat and the fiddle,

The cow jumped over the moon;

The little dog laughed

To see sush sport,

And the dish ran away with the spoon.

 

えっさか ほいさ

ねこに バイオリン

めうしがつきを とびこえた

こいぬはそれみて おおわらい

そこでおさらはスプーンといっしょに おさらばさ​

 

 和田誠さんは大のねこ好きイラストレーター。

結婚されてから飼われていた3匹の猫たちとのエピソードを書かれたエッセイ&イラスト集が面白いのです、

ねこと暮らした事のある方は、あるある!!と、うなづける猫たちの日常なのですが…奥さま、平野レミさんの猫たちへの愛情の示し方が個性的で愉快です。爆  笑

 

『ニャンコトリロジー』

和田誠/著 河出書房新社 2014.11 

 

 

和田家のねこ、“シジミ”が主人公の絵本『ねこのシジミ』も展示されていました。

 

『ねこのシジミ』和田誠/作

ぽぷら出版 1996年

 

ぼくはねこです。なまえはシジミ。

からはじまる物語。公園に捨てられていたぼくをショウちゃんが拾ってくれました。

シジミの目からみた和田家での生活が静かに語られていきます。ここでもレミさんは笑いの種をふりまきます。

こんな楽しいレミさんを和田さんは、だーい好きだったとのこと、素敵なご夫婦です。ハート

 

 

イラストレーター・グラフィックデザイナー・映画監督・エッセイスト・作詞・作曲家・アニメーション作家・・・幅広く活躍する和田誠さんの作品はどの会場も作品でびっしり埋め尽くされています、なんと10月11日から一部、展示作品の変更があるようです。ニヤリ

また、観に行きたくなりますね。

  

 

 

幼少期から絵を描くことが好きだったという和田さんですが、小学校に入ってからの図工の時間はあまり好きなでなかったと語られています。勉強として絵を描くのは苦痛だったと、楽しみのために絵を描く!この気持ちは描くことを仕事にしている現在まで一貫としてつながっていたようです。

そうそう、絵は楽しくなくっちゃねむらさき音符

 

高校生の時のノートには先生や同級生の似顔絵やスケッチが描きこまれていて、先生の似顔絵で時間割を作っていました。

似顔絵ポスターが得意なわけですね~。爆  笑

こんな風に年表が作品と共に展示されているのも、見やすさ抜群でした。

 

 

 

 

1冊『変身』だけ、読んだことがある、作家のフランツ•カフカ。普段思い出すことなんてないのですが、この似顔絵をみたとたん、巨大な芋虫が思い浮かびました。似顔絵って、すごい!!

カフカの顔をおぼろげに覚えていた私もすごい!!ニヤリ

 

 

 

多摩美術大学図案科に在学中に、興和新薬の蛙のキャラクターで一等賞・手描きポスター「夜のマルグリッド」が日本宣伝美術会で入選したり、デザイナー業界で華々しくデビューしました。

 

 

絵本を作りたい!子どもの頃からの夢があったのですが、駆け出しのイラストレーターに依頼がくるはずもなく・・・

それならと、1963年から66年の3年間に7冊私家版絵本を完成させる。そしてついに、出版社から初めての自作絵本の依頼が入り『ぬすまれた月』を制作する。拍手

 

 

     和田誠/著 ボニー・ブックス(復刻版)

    岩崎書店  1963年

 

 

我が家の絵本はリニューアル版

 

『ぬすまれた月』和田誠/作

岩崎書店 2006年10月

 

 

 

月が大好きな男が月を持ち帰り大事に宝箱に入れ、毎晩眺めていたけれど、泥棒に盗まれてしまいます。泥棒はどんな素敵なものが入っているのかとそっと箱をあけてみるとなんにも入っていませんでした。その日は新月だったのです・・・。新月

 

と、日食・月食・月の満ち欠けなど科学的な要素と月をめぐる人々の夢物語。プラネタリウムの企画で新たに絵を描き加えできあがった1冊で、大竹しのぶさんの朗読で上映されたようです。ずっと見たいと思っているのですが、いまだに叶っていません。

プラネタリウム上映お願いします!お願い

 

絵本のコーナーでは私家版絵本で文章を依頼した、高橋睦郎、星新一・谷川俊太郎の絵本などが展示されていました。その中からねこの絵本!みつけてきましたよ 爆笑

 

 

絵本『あな』の着色前の原画も展示されていました。細かく色の指定がされています。『あな』は絵本を縦開きにしてすすめていて構図に惹かれます。谷川さんのテキストは過剰な説明がないので、のびのび描くことができ、新しい自分を発見できたと記されていました。谷川俊太郎作品はたくさん描いていますね~。

 

余談ですが、愛知県清須市はるひ美術館で、11月26日まで

谷川俊太郎 絵本★百貨展を開催しています。中部圏の皆さん、おすすめですよ。

チケットの半分を見せると、割引してもらえます。

 

(谷川俊太郎/文 和田誠/絵) 1976年 福音館書店

 

 

 

ねこ絵本!『Issun Boshi』中はローマ字なのでしょうか?

見てみたーい!!

 

『わらいねこ』今江祥智/文 和田誠/絵 理論社 

 

 

次の展示会場はロングランの仕事展示。

 

ポスターや装丁「週刊文春」の表紙画が天井までぎっしり並んでいて迫力満点です。

 

ポスター 

 

装丁の数々

 

 

40年以上に渡って描き続けてきた週刊文春の表紙たち

2000号分を制作されたそうです。2000枚のイラストを描くってすごい!! ぜひ、近くで見てほしいです!気づき

 

 

ねこの表紙を探してみました。ラブ まだまだありますよ~。

 

 

絵のモデルさんも一緒に展示されていました。爆  笑 

 

 

 

最後の展示会場は家族の時間、レミさんのレシピ本や和田さんがデザインをしてレミさんに贈ったセーターなどの展示もありほっこり会場でした。ハート

この会場にも、もちろん猫が・・・。

 

 

 

 

たばこのハイライトのデザインをしていた!

NHKみんなのうたは和田誠のアニメーションからはじまった!

子どもの頃から絵本が作りたくて私家版絵本からスタートしていた。

そして、作曲に、映画監督!知りませんでした。びっくり

「怪盗ルビィ」ポスターを描いていたのは知っていたけれど映画監督もされていたなんて!!

 

「知ってるようで知らなかった・・・」こと、いっぱいでした。ラブ

 

 

 

和田誠展の最後を締めくくるのは刈谷市美術館のお隣にある、茶室・佐喜知庵。お茶

 

 

佐喜知庵は、金・土・日・祝日に呈茶を頂くことができます。

ちょうど、金曜日でしたので、お茶を頂くことができました。

 

お抹茶のお菓子は、和田誠さんのどうぶつまんじゅう。あひる、いぬ、ふくろう、ねこの4種類。

 

 

 

ねこ猫 ねこ♪と、わくしながらお茶がくるのを待っていたら、頂いたのは、“あひる”でした。ヒヨコ 可愛い。

 

 

美味しく頂きました。照れ

 

お近くの方、和田誠展、お出かけしてみてください。バイバイ

 

                  byとしさん ニコ