こんにちは。鹿児島からみっちです。梅雨の時期は、ひと雨ごとに雑草が伸びて、茂って、田舎暮らしにはトホホです伸びると言えば、竹。1日で一気に1メートル以上も伸びるなんて驚きますね。
人々の暮らしの中に、古くから竹はありました。日本書紀にも、神代の時代から竹が使われていたと記されているそう。縄文時代の遺跡からは、生活道具の竹製品がたくさん出土されています。
竹は、縦にスパッと割れる。けれども横には簡単に折れない。中が空洞、細く裂ける、曲げられる、生長が早い。などの加工しやすい理由から、竹がいろんなものに使われてきたんですね。
安価で耐久性や見た目もいいプラスチックに変わってしまうまで(1960年代まで)は、ざる、籠、網、ほうき、水筒、おもちゃ、生活のあらゆるものが竹細工でした。
3冊の絵本が、竹について、詳しく教えてくれました。これまで知らなかったこともたくさんでした! 品種の多さや、花が咲くことなど。
日本には竹類と笹類とあわせて180を超える品種があること。世界中となると、1200〜1400種類あると考えられているということ。
竹に花が咲くことを、私はよく知りませんでした。100年にたった1度だけ咲くとも言われるそう。種を撒いてから67年後に花を咲かせたモウソウチクがありましたが、その品種がすべて67年後に花を咲かせる訳ではないそうです。
現在では、管理ができない竹林の放棄地がふえて、竹害も深刻とよく聞きますが、竹財だという研究者さんもあります。最近になっての竹の活用は、
・発酵させて肥料として。
・豚の飼料として。臭いも軽減。
・パルプ化して竹紙に。
・燃料として。
・美容液にも。
ほかにもたくさんあるようです。
今回わたしの竹への見方が変わった絵本、
以下3冊ご紹介しておきます。
『月刊 たくさんのふしぎ
木?それとも草? 竹は竹』
柴田 昌三/文 石森 愛彦/絵
福音館書店 2010年10月号
『そだててあそぼう
タケの絵本 』
内村 悦三/編 石井 聖岳/絵
農山漁村文化協会 2006年
『つくってあそぼう
竹細工の絵本 』
内村 悦三/編 石井 聖岳/絵
農山漁村文化協会 2006年
ここからは、おまけ。
2拠点暮らしの鹿児島で、先日、竹を伐採に行きました。竹林に竹を切りに行き、大型トラックをお借りして運ぶのはとても重労働でしたが、みんなでやるのはたのしくもありました。
太いところ、細いところ、葉っぱをおとして、小枝を切って、節も割って。用途にあわせて、いろんな作業がありました。あとは燃料になるし、捨てるところなし!いいですね、竹。釣り堀の釣竿も橋もできました。日本の夏を涼しくたのしむために、竹流しそうめんも作ろうかな
それでは、あとは写真です。この辺で終わります。湿度が高くて、体がダルン…となる今日この頃ですが、元気に乗りきりましょうね。みなさんと、みなさんの大切な人が今日も笑顔でしあわせでありますように祈ってます