うさぎが出てくる絵本っていっぱい・・・その中でもおすすめは♪ | つながっていこう~オンライン版絵本で支援プロジェクト【公式ブログ】

新しい年、みなさまいかがお過ごしですか?東京のかこです。

 

行動制限のない年末年始で久しぶりにご実家に帰ったり、旅行に行かれた方も多かったのでは。

 

今年もいろいろな切り口で絵本の紹介をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



さて、2023年はうさぎ年、干支は癸卯(みずのとう)で、「癸」と「卯」の組み合わせから、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になるのだそうです。

 

 

そのうさぎ、可愛らしい外見とおとなしい性質のためか、絵本の題材になりやすいですね。


そんなわけで私が主宰している家庭文庫子どもの本の家ちゅうりっぷの書架からうさぎが出てくる絵本や幼年童話を集めてみました。(うさぎが主人公のものだけでなく脇役のものも!)

 

 

 

 

 

そしてPDFリストにしてダウンロードできるようにしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

リストには90冊挙げてあります。この中から、特におすすめの絵本を紹介しますね。

 

 

最初の1冊は私が子どもの頃に母に読んでもらった思い出の絵本です。

『しんせつなともだち』方 軼羣/作  君島久子/訳 村山知義/絵 福音館書店 1965

雪深い中で食べ物をさがしに出たこうさぎはかぶをふたつみつけます。こうさぎは、きっとろばさんもお腹を空かせてると思ってかぶを届けるのです。こうさぎの優しい気持ちが連鎖していくのです。ともだちを思いやる気持ちが素敵なロングセラーです。

 

次は、昨年1月に亡くなられた松岡享子さんが翻訳された絵本

『しろいうさぎとくろいうさぎ』ガース・ウィリアムズ/文・絵 松岡享子/訳 福音館書店 1965

大好きな気持ちに気づいたくろうさぎが、しろうさぎにプロポーズするところになんとも胸がきゅんとする絵本。この絵本をはじめて手にしたのは高校生の時でした。それ以来、何度も友人にこの絵本をプレゼントしてきました。(恋を応援するために、あるいは結婚のお祝いに!)

 

 

うちの娘たちが大好きだったのは、『わたしのワンピース』にしまきかやこ/作 こぐま社 1969

うさぎが拾った白い布。それでワンピースを作ると・・・あら不思議!つぎつぎにワンピースの模様が変わっていって・・・なんとも子ども心をくすぐるファンタジー。「ラララン ロロロン 〇〇もようのワンピース わたしににあうかしら」、この繰り返しを覚えていっしょに声に出す娘たちが可愛くて!可愛くて!

 

 

 

北海道の厳しい冬が終わるころは、ゆきうさぎの結婚の季節なのですね。そんなうさぎの姿を力強く木版画で描いた手島圭三郎さんの絵本。

『はしれ はるのゆきうさぎ』手島圭三郎/作 絵本塾出版 2018

雪解けの季節にであった二匹のゆきうさぎ。ところがきつねに襲われ、オスうさぎはメスうさぎを逃がすためにおとりになって逃げていきました。なかなか帰ってこないオスうさぎが心配でたまらないメスうさぎでしたが、やっと丘の向こうにオスうさぎをみつけました。北海道の厳しい自然の中で生きている動物たちの姿を生き生きと描き出している絵本です。

 

 

最後にもう一冊

春の絵本としてぜひ読んでほしいのは

『おねぼうさんは だあれ?』片山令子/文 あずみ虫/絵 学研プラス 2021

うさぎのミミナちゃんが冬ごもりからなかなか起きてこない友だちをいろいろな花束を届けながら、起こしていきます。あずみ虫さんの絵はアルミ板に着色し、それを切ってコラージュしています。そんな手法で描かれた絵も一緒に味わってほしいなと思います。

 

 

あなたが好きなうさぎの本はなんですか?

うさぎ年にちなんで、いろいろ探してみてくださいねドキドキ