はるがきた! | つながっていこう~オンライン版絵本で支援プロジェクト【公式ブログ】

 こんにちは!静岡のちえこです。

 

菜種梅雨とともに草木が芽吹く季節、花便りが聞かれる頃となりました。音譜

 

さあ、春本番ですよー!!

こんな春の訪れも素敵です。

 

 

『はるがきた』

文 ジーン・ジオン 

絵 マーガレット・ブロイ・グレアム 

訳 こみやゆう 

主婦の友社 2022年

 

まだ春がこない街は灰色でどんより、住む人々の心も沈んでいます。

そのとき、男の子がいいことを思いつきます。

 

「まってなんかいないでさ、ぼくたちでまちをはるにしようよ!」(本文より)

 

アイデアを市長に相談してみんなは街中に絵を描き始めます。

動き出すことで変化が起きる!

みんなが笑顔になって元気になっていく!

小さな歩みが広がっていく!

そして、その後のハプニングが、喜びを導くストーリーにつながって

気持ちが明るくなります。

待ちに待ったほんものの春は・・・

 

「すべてのものがめざめ、いきいきと かがやいていました。」(本文より)

 

 

はるがきたことが嬉しくて・・・

 


 

『はるが  きた』

作 ロイス・レンスキー  

訳 さくまゆみこ 

あすなろ書房 2005年

 

ことばのリズムが美しくて

声に出して読みたい絵本です。

 

「はるが きた きた! はるが きた! 

さむい ふゆには、さようなら。

おひさま ぽかぽか

 

かぜは さわやか。

さあ、ドアを あけて

そとに とびだそう。

 

(中略)

 

はなの かおりを

はこぶ かぜ

あっちも こっちも

はるのいろ。」(本文引用)

 

さんぽ日和  “はなのかおりを はこぶかぜ” を感じたい!

 

 

『はるかぜさんぽ』

作 江頭路子 

講談社 2017年

 

「はるかぜ さんぽ てく てく てく

ちょん ちょん ちょん

ひら ひら ひらら

わあ きれい」(本文より)

 

子どもと一緒に思わず口ずさんでしまいます。

子ども目線で見つける春は?

かぜのこえは聞こえてきますか?

 

お散歩しながら はやくちことば

『はやくちことばのさんぽみち』

文 平田昌広 

絵 広野多珂子

アリス館 2020年

 

ふみちゃんと おとうさんがお散歩に行きます。

ふみちゃんは おとうさんに、なんてはな?と聞いてみると

おとうさんが教えてくれます。

 

かたばみの葉っぱは、ハートの形。

 

「はやくちことばで なまえをおぼえよう。せーの・・・・・・

むらさきかたばみ

おおきばなかたばみ

ただの かたばみ」 (本文より)

 

子どもの頃に覚えたことば

親子で寄り添って歩いた道、あたたかな時間とともに記憶に残りますね。

 

図鑑のような絵本です。

巻末の「はやくちことばクイズ」で、もっとくわしく知ることができます。

 

 

桜もきれいだなあ!

ちょっと寄り道してかくれんぼ。

満開の桜の木の下でもういいかい、まあだだよ。

 

息子の通った幼稚園の園庭に1本の桜の木があります。

今、ちょうど満開です。

 

 

『もういいかい』

作 中野真典 

BL出版 2015年

 

おともだちとかくれんぼ。

桜の木の下で数えます。

いーち、にーい、さーん、・・・

もう、いいかい?

数えて待つ間にてんとうむしを見つけます。

てんとうむしが飛び立った先を見上げると・・・

桜が満開だったのでした。

 

 

ご近所のレンギョウ、ユキヤナギ、パンジー、ビオラ、チューリップ・・・

庭先の花にも思わず見とれてしまいます。

 

我が家のベランダにも春が来た!

花々ハーブやパセリ、クレマチスなど、茎が伸び、つるが絡み、

こんもりとしげってきました。

 

さて、フレッシュミントティーを飲んでひと休み。

 

ベランダだけど小さな庭と言ってる私たち家族。さて、どんな庭にそだつかな?

これからを想像しながら絵本を開くのも楽しみです。

 

 

『庭にたねをまこう!』

文・絵 ジョーン・G・ロビンソン 

訳 こみや ゆう 

岩波書店 2013年

 

ジョーン・G・ロビンソンの描く子どもたちと庭。

春、庭を耕すところから始まります。

皆で手入れして虫に驚いたり、実りを体験、収穫した野菜でパーティーをします。

 

スナップエンドウの花がもうすぐ咲きそう!

クレマチスも茎のあいだに つぼみ! 楽しみです。
 

 


 

気持ちが新たになる春!

やわらかな新芽、華やかな春色、花の香り、風、空、

自然の恵みを浴びてスタートしましょう !