ミッキーです。
最近、オンライン絵本会代表として取材やシンポジウムに呼ばれることが増えてきました。
絵本がコロナの時代を生き延びる方策として、オンラインに可能性を見出しているのかなあ。
たしかに、オンライン絵本会の取り組みは、先陣を切った部分もありますが、私自身は今、オンラインの限界も感じています。
たとえコロナが終わったとしても元通りにはならないでしょう。
オンラインは地理的に離れた人とつながったり、介護や育児など物理的に外出がむずかしい人にも門戸を開いた。
その便利さは否定できない。
オンラインの便利さを知らなかった時代には戻れない。
でも、すべてがオンライン化できるはずもない。
人間同士の付き合いって、情報だけが伝わればいいというものでもない。
肌がふれあったり、息や匂いなど感じたり、その場の雰囲気が大事だったり、対面でこそ伝わるものもあるはず。
うまく言葉にできないけど。
これからは、ハイブリッド
リアルとオンラインの「いいとこどり」
になっていくのではないでしょうか。
だから、オンライン絵本会でもリアル拠点を持ちたいなあと願っていました。
そして不思議なご縁がつながって、たどりついた場所があります。
自然豊かなその場所は、まさに児童文学の世界。
クマのプーさんのような森のガーデンがあります。
ピーターラビットの湖水地方のように、山あいに湖があります。
アルプスの少女ハイジのように、
夏は高山植物が咲き乱れ、冬は雪で真っ白。
ムーミン谷のような峡谷からは、
スナフキンのハモニカが聞こえてきそう。
そんな場所を選びました。
しかも、すごーく遠い世界のようで、
意外と東京からもアクセスがいいのです。
どこだと思います?
春になったら、絵本ゼミの案内を出しますね。
えっ、じらさず教えてって。
いえいえ、絵本を読んで待っててね。
『はるまでまってごらん』
ジョイス・デュンバー文、スーザン・バーレイ絵、
角野栄子訳、ほるぷ出版、1995年
『わすれられないおくりもの』のスーザン・バレイの柔らかい絵、かわいい動物たちが素敵な絵本です。