ラ・クンパルシータ 百年の物語(1) | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-
December 07, 2017 00:24:31

ラ・クンパルシータ 百年の物語(1)

テーマ:ライブ

 今夏、名古屋で行われたあの公演、満を持して、東京に上陸です!

 豪華二部仕立てでお届けします。

 

 第一部はずばり、ラ・クンパルシータ物語。

 

 今年、初演百年。24時間、世界のどこかで演奏されている、といわれる名曲です。

 しかし、この曲は最初、名曲などとは程遠いものでした。それが今日の姿になるには、様々なドラマがあったのです。――かなり想像を超えたドラマでした!

 ラテンアメリカ音楽研究、特にタンゴへの比類なき造詣で知られる、西村秀人先生(名古屋大学大学院准教授)と、僕とで書いた物語。先生が語ります。その話に関連する曲を、合間に演奏していく形で、物語が進行します。
 

 ただ素朴なメロディー2つがあっただけの曲が、さる巨匠の手によってタンゴになり、どういうわけなのでしょう、様々な巨匠、名人、奇人変人が、新しいメロディーをくっつけたり、シビれるようなソロを作っちゃったりして、この曲の魅力をドンドン足していったのです。言わば、歴代タンゴ・ミュージシャンの個性が、クンパルシータを変えていった。

 そういった訳で、今のこの曲は、それまでのタンゴの歴史がギュッと詰まった曲になっているのです。アレンジでほとんど違う曲にしてしまうことさえ、ままあるのがタンゴ。やはりある意味、いかにもタンゴらしいかもしれない、と思います。

 

 ついでに、作曲者の人生が、何ともタンゴの歌詞みたいな人生です。

 ここのところは、話の中身そのものなので、あまり細かくはご紹介しませんが、ダメ人間とも言えるし、自分の生み出した曲に人生を振り回されてしまった人、とも言える気がします。

 いや、他人の人生をとやかく言うことは、おそらくほとんど、どこかが的外れなのですが、少なくとも言えることがありました。クンパルシータがなかったら、その後、彼の才能、能力が引き出されることはなかった、という不思議が。

 なるほど人生は、嫌になるほどシニカルで、矛盾に満ちているけど、それでもやはり素晴らしいなあと、制作していて感じました。

 

 休憩を挟みまして、『タンゴ黄金時代の肖像』をお楽しみ下さい。

 これは普通のライブ形式で、西村先生のへーほー連続の解説がつく、スペシャル・ヴァージョン。

 作曲者ロドリゲスさんが亡くなったのは、丁度タンゴが2度目の黄金時代、最盛期に入った頃。今日聞かれるタンゴのスタイルや何かの多くは、この頃のものです。

 

 音楽だけでなく、物語まで楽しめてしまう、贅沢なライブになります。ぜひお運び下さい!


2018年2月4日(日)開演15時(開場14時)

 エル・チョクロ(雑司ヶ谷) http://el-choclo.com/contents/?page_id=4

 〒171-0022東京都豊島区南池袋3-2-8
 TEL 03-6912-5539 E-MAIL info@el-choclo.com

 前売4000円(当日4500円)

企画・構成・語り:西村秀人(名古屋大学大学院准教授/ラテンアメリカ音楽研究)

演奏:メンターオ五重奏団

 バンドネオン 池田達則

 ヴァイオリン 専光秀紀

 ベース 大熊慧

 ピアノ 松永裕平

 構成・ヴァイオリン 宮越建政

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