秋の記(3) 東浦和 | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

秋の記(3) 東浦和

 新幹線の中で、久々に時間がとれたので、秋の主な仕事を振り返っております(現在、それから1週間経過しており、大幅加筆して公開しております)。写真は、駅にあったもの。

切符回収箱

 この駅まで来た切符をここに入れるのです。人に渡すところには時々行きますが、箱は初めてだった!
 この東浦和の本番は、写真がありません。なので、この箱のみしかお見せできません(しかもこの写真、本編には無関係です)……。楽器にトラブルがあって、それどころではなくなってしまったからなのですが、本番は無事乗り切ることが出来ました。
 池田みさ子とロス・アミーゴス。バンドネオンが2台、ヴァイオリン2本という充実の六重奏。ピンと来ない方も多いかもしれませんが、タンゴでは最近、なかなか機会のない大編成です。

 タンゴの黄金時代では、バンドが大編成でした。
 その楽器構成は、ピアノ、コントラバス、バンドネオン3~4台、ヴァイオリン3~4本、もっと沢山のこともありますし、さらにヴィオラやチェロ、ヴォーカルなんかが入ったりします。オルケスタ(英語のOrchestra)と言うのですが、クラシックのオーケストラ(そう言えば、なぜドイツ語でなく英語で普及したのでしょう?)に比べると、人数はとても少ない気がするかもしれませんが、いやはや夢のような大編成です。憧れます!
 ちなみに、アルゼンチンのバブルな時代の話です。20世紀前半の世界大戦に参加せず、農産物なんかを輸出しまくった結果、世界第五位の経済大国にまでなり、その首都ブエノスアイレスには、数百ものオルケスタがあったとか。

 当時のオルケスタに近いことが出来る最小の編成が、六人編成ではないかと思います。大編成のオルケスタはなかなか難しくても、六人編成はもっとやれないだろうか。小編成では、出来ないことが多い。多過ぎるのです。

 六人編成の重厚なサウンドは、ものすごくパワフルで、本当に六人とは思えない。気持ちいいです!未体験の方は、是非一度聴いてみていただけたらなあと思います!

 池田みさ子とロス・アミーゴス六重奏
  ピアノ 池田みさ子
  バンドネオン 平田耕司 池田達則
  ヴァイオリン 吉田篤  宮越建政
  コントラバス 田辺和弘

でした!