秋の記(2) 雑司が谷 | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

秋の記(2) 雑司が谷

 引き続き、秋の記録です。

雑司が谷LS

 中田智也とシンノンブレ。
 一ヶ月も前に満席になってしまう、このタンゴバンドのライブ。  いつも場所は雑司が谷のエルチョクロ。いつもぎゅうぎゅう。客席のみならず、ステージも!バンドメンバーが7人もいる上に、客席もステージに侵食してくるためです。我々の弾くスペースがないくらいで、今回、何度ベース松原くんの弓にお尻を突つかれたことか!(……というのは誇張ですが、幾度もの接触は本当です)

 ここのところ、アレンジャーでもあるバンマス、ちゃーさんの新編曲がどんどん出来ていて、充実の度合い、益々増しています。回を重ねるごとに譜面の難易度が上がっていて、タダゴトではない!でもその効果が分かったときの驚きと楽しさ。ノクトゥルナという曲があるのですが、まさか「トムとジェリー」になるなんて。

 黄金時代と呼ばれた時代のミュージシャンたちの物凄いエピソードも、今回は沢山聞くことができました。荒唐無稽なことが、身の回りに次々起こる時代……?思いつきもしない出来事ばかりで、話自体も最高にエンターテインメントでした!
 ……と書きつつ、内容も一つくらいご紹介しようと思いましたが、やはり来てのお楽しみ、じゃないといけませんね。

 本当に見習いたい沢山のこと、いつも満載です。エンターテインメントの精神。心の底から聴いている人に喜んでもらえたら、その気持ちをこれでもかというところまで表現し、伝わる!

 ここのところ2回、僕もこの7人編成のための譜面を、1曲だけ書いています。
 この時は、オリジナル・アレンジではなくて、ヴァイオリンとバンドネオンのデュオのアレンジを、ピアノとベースを加えた4人用に書き換えただけですが、次回(日時未定)は、もっとエンターテインメントに挑戦したいと思っています。

 半年に一度しかライブをやっていないので、一度でいいから聴いてみたいという方々には申し訳ないのですが、次回が決まりましたら(そろそろ決まるはず?)、ぜひお早目のご予約を!

まかないFF
まかない。アルゼンチンのビール、キルメスと。

中田智也 と シンノンブレ
 ヴァイオリンと編曲:中田智也
 ヴァイオリン:関由美 宮越建政 岩楯麻里
 バンドネオン:
大原一駒
 ピアノ:丸野綾子
 ベース:松原正樹