黄金時代の感覚 | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

黄金時代の感覚

都電ルーズ
 雑司が谷。東京は、まっすぐな風景があまり見えないので、都電の線路に来ると、つい見てしまう。

 メトロの駅を降りて、踏切を渡ると、大鳥神社。
大鳥神社入り口ルーズ
 大鳥神社ってことは、確か祭神はヤマトタケルノミコト。詳しくは知りませんが、彼が亡くなった後、魂が白鳥になって飛んで行ったというところから来ているんだろうと推察できます。
 ……は、素通りして、右側の道をすぐ右に曲がると、Tango Bar エル・チョクロが、見えて来ます。

エルチョクロ外うち

 築70年を超える、日本家屋を改装してできたお店です。ところどころに、民家だった風情がところどころ残っていて、さらにそこに、まったく違う洋のテイストがハイブリッドしていて、それが非常に興味深い。

ホールルーズ

 楽屋からステージを見ると、欄間の存在感。

 バーカウンター部分は、ばっちりバー。アンプは、なんと真空管です。
バーカウンタールーズ

 シルエットで登場しているのは、いつもお世話になる、マスター伊藤さん。

 もっと面白いところをたくさんあるのですが……ここのところ、カメラを忘れたり、持って行ったら電池がなかったりで、まったく写真が撮れず、今日こそ!と写真を撮ったら、手ブレが多かった思ったより暗かったらしい……。一部、昔撮った写真も使っています。

 今回は、やっぱりこれが貴重写真でしょう!

終演後ルーズ

 中田ちゃーとSinNombreの本番でした!
 タンゴ黄金時代を駆け抜けた、ヴァイオリン&アレンジの中田ちゃーさんと、バンドネオンの大原一駒さん。そこに、若い世代が参加して、現在七人編成バンド。
 リハの内容は、いつもロジカル。でも本番では、そこからは考えもしていなかった音を引っ張り出されている、そういう感覚が楽しいのです。自分もこうありたいものです。
 その時に、本当に自由になれる時間があると完璧なんですが、これはなかなか難しい。まったく何か、自分の中から抜け出さないといけない。必要なのは、意外に冷静さだったりするのかなあ、と思うこのごろの本番でした。