リベラルなアーツ | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

リベラルなアーツ

 フェイスブックには確かに、怪しい情報も多いですが、友人たちが色々な大切な情報を教えてくれる場所でもあります。それが、自分にとって大いにいい刺激になっているので、自分で探したこととか、友人に教えてもらったこと、少しブログに書いてみようかと思うようになりました。

 最近、注目が集まっている、リベラルアーツとはッ?
 下記記事は、池上彰さんと、文化人類学者の上田紀行さんの対談です。

 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130305/244525/?mlp&rt=nocnt

 リベラルアーツって、元々、自由七科と言われていたものですよね。
 人間が自由になるための教養って意味合いだったのでしょうか。その三学四科の中に、音楽が入っているのは、中学生の頃から知っていました(お世辞にも高尚とはいえない小説に出てきてたんで)。世界の真理が音楽の中にあると、昔から思っていた人がいるってことですよ!
 表面的には全然違うけれど、ギリシャの昔も今も、リベラルアーツの狙いは変わらないのだとすると、それはやっぱり人間にとって大切なことなんだろうと思います。

 記事に拠ると、MITでは、「大学4年間で学ぶべきは、知識を暗記すること以上に、学ぶ姿勢であり、学び方――how to learnだというのです」とのことで、それは日本の大学にはないらしい!


 ないのかな?僕は率直に言って、そうは思わなかったのです。逆説的な理由で……。
 よくあることだと思いますが、最初の大学生活を始めてすぐに分かったことは、大学では、勉強を教えてもらうことはできないということ。授業に出るより、自分で本を読んだ方がまだ分かるじゃないか!?予備校の授業があまりに身になっていて、それはあまりに合理的でかつ分かりやすく、大学の授業との差は激しいものがありました。大学では、自力で勉強するしかないと、悟りました。それまでに、学び方を身に付けるというのが、日本の学びのスタイルだったのかもしれませんね。
 そんなわけで、授業はほぼ完璧に出ずに、ずっと楽器を弾いていたのが、自分の大学時代です。