何か親密な音楽
公開しそびれた記事第一弾は、11月の混成タンゴバンド。
中田智也(ちゃー)さんと小松真知子さんを中心にして、二方のバンドのメンバーが混成してできたチーム。そうは言っても、小松勝さんはその昔、智也さんのバンドのギタリストだったし、僕はどちらのバンドでも弾いています。
場所はホテル・ニューオータニ。
ちょっと久々でしたが、工事していて、少しカッコがつかない笑
でも、宴会場がゴロゴロしている階の廊下からは、お洒落な建物や、ホテルのテニスコートが。
おまけに、会場からはこんな風景。
さすが、素晴らしい。ここはどこ?と言いたくなる様な光景が広がっています。
そんなところでいざ!
金屏風をバックに弾くなんて、こういう時でもないとなかなかあるもんじゃありません。
左手の奥から、ピアノ小松真知子さん、その手前がバンドネオン大原一駒さん。右手は奥から、ギター小松勝さん、ヴァイオリン中田智也さん、関由美さん、ときて、写っておりませんが、自分です。
僕にとって、ほとんどお話の中の人に近い、ピアソラやキンテート・レアルといったミュージシャンたちと、実際に会っていて、一緒に何かをしたエピソードまであったりする方々。話を聞いているだけで楽しいし、キャラクターが浮かんでくるようです。
この日は、ちゃーさんのアレンジした曲をみんなで演奏しましたが、本当はどういう風にでもできるんだろうな、とも思いました。それもまた凄いことです。
タンゴ・クリスタルでは小松勝さんのアレンジを弾くことが多いですし、ちゃーさんと真知子さんはシャンソンやジャズも、まったく譜面を見ることもなく、突然パッと出来てしまう。実際、今月29日には、2人が即興的にシャンソンを演奏する現場に居合わせることが出来ました。まったくメロディーを弾いているだけなのに、変幻自在に聞こえるチャーさんのヴァイオリンに、真知子さんのピアノは絶妙に響くのです。一体どうなってるんだろう……ちゃーさんが言うところによると、「大したことやってるわけじゃないよ。ただちょっと、ムードを作ってるだけ」。うーむ。
またいつか、ご一緒することがあったら、と願わずにはいられない、素敵な顔合わせでした!