特別なリハーサル
先週はバタバタと仕事が続いたあと(ブログにも書きたいのですが……)、今週月曜、お世話になりっぱなしのヴァイオリニスト・アレンジャーの中田チャーさんのお宅で、スペシャルなタンゴのリハーサル!
来週、ホテルニューオータニである本番のためのリハですが、僕はそれはそれは楽しみにしていたんです。
というのも、チャーさんのバンドでおなじみのメンバー数名と、これまたお世話になりっぱなしのタンゴクリスタル小松真知子さんに勝さんとが、チャーさんがアレンジした曲を演奏するという、特別な企画だからです。
うまく全員が入る写真が撮れない……写真一番右から、チャーさん、家野洋一さん。ピアノのところに真知子さん、手前に大原一駒さん。左の方、柱の間にいるのが小松勝さん、その手前が関由美さん
リハーサルというより、心を合わせていく時間だったのかな?
弾いている時間はめちゃくちゃ短かかった。こんなのは初めてです。
意外なことに、この日一番の出来事があったのは、リハーサルが終わってからでした。
各々が楽器や楽譜を片付けているときに、チャーさんがやおら立ち上がった。何が始まるんだろうと思っていると、
「1曲だけ!」
と、ピアノの側に行って、特に何も言わずにメロディーを弾き始めます。それに真知子さんが応え、突如ジャズのセッションがスタート!
非常にムーディーで静かな、でもすごく美しい。決して、難しいことや派手なことをするわけではないけれど、心の壁を越えて、何か物凄く親密な感じを、その場に入る全員が共有していた。
この瞬間、ここにいられてよかった。僕も、そう思わせられるようになりたい、いや、なろう!!