quoVadis東海を行く(3) | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

quoVadis東海を行く(3)

音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--月見外打ち
 袋井市、月見の里 学遊館。長閑な光景です。
音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--客席LS  うさぎホールという可愛らしい名前なのに、400近い客席が待ち構えているのでした。


 多くの方にお手伝い頂きました。
 何と言っても、主催のMUUZIiKAさんに!
 本当に感謝は尽きないです。

 やっぱり、宣伝文句が単純でない催し物は難しい。
 何かの区分に当てはまらないと、人は安心しないものなのか

「コンサートじゃないの?」
「コンサートですが、物語を楽しめるように台本を読むんです」
「……コンサートじゃないんだ?」
「コンサートです、多分(あれ?)……」

みたいな、不毛な会話をたくさん生んでしまい、ご迷惑かけたのではないかと、勝手に想像しています。少し言い間違えると、こんな会話になっちゃうこともあります……。

 そんな単純に説明できるようなものでないから、面白いはずだと思うんですが、バシッと一言で説明できてよく分かり、かつ面白そうに聞こえる文句を作るのが、宣伝でないといけない。分かってますが、難しいものです。

 袋井のホールは、音響、照明もバッチリ入って、豪華な舞台になりました!

音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--ミキサー  カッチョいい!
 音響の職人さんがこの卓に座って、本番中、僕達の音がこの会場でよりよく聞こえるように、また演奏しやすいように、ステージ上に音を出してくれているのです。まさに、パートナーといってもよい、我々の全てを握る人が、この機械を操作しているのです。

 袋井の公演は、とてもやりやすく気持ちのいい本番の一つでした。ありがとうございました!

 

 音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--ステージLS 照明の感じも、残念ながら分かる写真があまりないのですが、素晴らしかったのではないかと思います。というのは、我々はステージがどう見えているのかはまったく分からないのです。

 しかし写真の感じから、ある程度想像が付きますし、しかもそれでいて譜面も台本もよく見えました。暗くて見えない、強烈な影が出て見えない、ということが多く、それで間違えた苦い思い出も、以前何度かあったのですが、最近はクリアできるようになりました。しかし、集中力はかなり削がれる。それが、集中することができました!本当にありがたいことです。


音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--丸野さん挨拶
 開演直前、この袋井出身である、我らがピアニスト、丸野綾子せんせの力強いスピーチ!
 我々メンバーは、もちろん袖に集合し、このように写真まで撮って、がんばってプレッシャーを与えたのですが、そこは丸野さん、バッチリ最後までキマッテイマシタ。

 さて、客席も大体埋まり、公演は暖かな雰囲気で始まり、最初は何が何だか分からない話を聞いていたはずが、最後には、カルロス・ガルデルという人と、ピアソラの少年時代の思い出のシーンに、割り込んでくる「想いのとどく日」、そしてピアソラの死を悼むような「アディオス・ノニーノ」で物語は終わるのです。おまけに、とどめのアンコールで「ブエノスアイレスの冬」
 みなさま、ありがとうございました!

 たまたま、大学時代の後輩も聴きに来てくれていました!実は、会場のある静岡県袋井市に住んでいたこの後輩。アマチュアのヴァイオニストである彼は、自分の本番が終わった後に来てくれたのです。
 それにしても事前に教えてよ、と言いたいところですが、わざと突然来てくれたのは明白。それにしても、ありがとうよお~

 
 ところで、ホールの入り口脇にあった食堂。よく見ると、黒板に「オカン食堂」と書いてあるのです。非常に心惹かれました。一体なぜ???

 次回は、この袋井公演の後の打ち上げと、物凄い数が集まったアンケートの内容の意外だったお話。


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