quoVadis北陸を行く(2) | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

quoVadis北陸を行く(2)

 北陸二日目。
 ゆっくり寝て、朝から金沢へ。僕は昨日から始まっていた筋肉痛が重症になっていましたが、よく寝られて、頭はスッキリ。

 僕が生まれた街です。そこで演奏できるなんて、なんてうれしいことなんだろう……

$音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--芸術村外 会場は金沢市民芸術村。面白い建物です。閉鎖された民間の紡績工場の跡地を金沢市が買い取り、音楽だけでなく、演劇、美術、伝統芸能にいたるまで、様々なジャンルに使える施設にしたそうです。
 横浜の赤レンガ倉庫を思い出しますが、実はこの場所は、横浜の倉庫が今の形でオープンする前からこのように使われているそうです。今回、写真を撮っている余裕がなかったので(掲載しているのは、年明けに打ち合わせに行った時の写真です)、
 興味がある方は、このリンクを覗いてみてください。

$音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--PIT4梁 一歩中に入ると、ほとんど木に囲まれていて、内部の天井はこんな風になっています。どんな音になるんだろう?想像力を掻き立てられます。

 僕達の音は、マイクで電気信号に変わり、ケーブルを伝ってミキサーを通り、アンプを通って、スピーカーから出ます。そのため、音そのものは、自分達の楽器だけで作るものではなく、PAと称される音響担当の方との共同作業になります。
 うまくいかないと、えらくシャリシャリした音になってしまったり、自分の音が聞こえないまま弾くことになることだってあります。自分の音が客席でどう聞こえているかは結局分からないし、これはムズカシイ。
 今回お世話になったPA、小林夏樹さん、ベースの大熊くんが惚れ込んでしまったほどの、素敵な職人さんでした!

$音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--ステージLSあかり仕込み 照明はK-CUBICのみなさん。
 この団体は、芸術村のサポートスタッフをしてくれるボランティア有志、制作、進行、音響、照明、広報などを手伝ってくれます。
 色々考えた末、今回は照明と受付を手伝ってもらいました。

 PAもそうなんですが、会場に機材はあるものの、普段は使わないため、照明もこのライトにかませるフィルターを一枚一枚入れ、吊り上げるところから作業が始まります。写真は、明かりを下ろして色々仕込みをして、再び吊り上げるちょっと前のところ。
$音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--やろう3S 自分達はとても明るくて楽譜が見やすかったのですが、客席からは想像とはまったく違う見え方をしていたということが、写真を見て分かりました。
 左の写真をご覧ください。後ろがレンガなので、これにどう当てるかで、浮び上がる模様が変わって、感じが違ったりします……ナルホド。

 また、こんな当て方をする手も!!
$音快計画-ヴァイオリニストのお仕事とはッ?!--ステージLS
 全然違う舞台のようですよね。照明は奥が深い。雰囲気があるだけでなく、演奏もしやすい明かりになっていて、本当に助けられました!

 金沢の公演は、今回回った3箇所の中で、もっとも人数が多く、つまりもっとも多くの人にお世話になった公演です。
 準備も大掛かりでスケジュールは巻き巻き、本番直前にも様々な手配や新聞の取材があって、バタバタしました。美味しいものをいっぱいいただいているにも関わらず、ご飯を食べる暇もなし。血糖値が下がっていると、力のコントロールが一段と難しいんですよね。モナカとシュークリーム(モナカ様とシュークリーム様)で、何とか演奏できるようなり(していただいて)、何とか開演!!


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