ありがとう、江古田バディ

みなさま、本当にありがとうございました!
これを最初に小屋に掛けたのが、去年の4月。「面白い、ツアーも十分できるよ!」と言ってくださったお客さんがいて、そりゃもううれしかったけど、さすがに無理だなあと思ったものでした。
それが、縁のある土地ばかり数箇所だけとはいえ、本当にツアーになりました。うーん……
お話付きとか、ナレーション付き、としか紹介しようがないライブなのですが、いわゆるそういうものとは随分違ったものです。ラジオのドラマドキュメンタリー+ライブ、というのが、一番近いんじゃないかと思います。
それにしても、最初の時からいつもそうなのですが、話の合間に、シン!と静寂が響くような感じは、本当に独特です。あれはやっぱり大勢の人が集中しているときの音なんだろうな……

演奏も本当にどんどん進化している。毎回かなりの曲を入れ替えてきましたが、話の都合上変えられない曲(ピアソラの「勝利」とか)などは毎回一緒にやっているわけで、消化してきている部分もあるだろうし、でもそれだけではない気がします。何かが違ってきている。

ここからはまったくの余談ですが……
そういえば、いつも定刻より少し前くらいにしっかり来るはずの丸野さんがいなくて、入り口じゃなくて突如控え室から現れたのが、今考えると変だったのです。
2年前のこの日はブエノスアイレスに上陸した日で、ピアソラと非常に縁の深いアメリータ・バルタールの歌を聴いて、あまりのことに呆然となった日だったのを思い出しましたが、僕の誕生日だったのです。
今回終演後、それを知っていたお客さんが、「ライブのどこかでハッピーバースデーやるんだろうと楽しみにしていた」というような話をしていたのとほど同時でした。ステージからハッピーバースデーが聞こえてきた笑
。

美味しかったです……とっても。

今回のようなスタイルでやっていると、始まってしまうと、こういった遊びが一切挟めないので、そこも考えてくれてたんだな、というのもわかって、尚うれしかったです。
ずっと会ってなくて久しぶりに会えたり、ウィーンに留学している友人が帰国した時に(年2回だけ、でももう何年にもなるな)会う人、色々な人に会えてうれしい。何だか……誕生日みたいでした笑
われらquoVadis、次は北陸にお目見えします。待ってろよ、寒ぶり!(とっくに終わってます……)