雑司が谷、クォ・ヴァディス
揚げ餃子みたいなものが、南米の料理、エンパナーダ。肉やたまねぎ、パプリカなどが入った、少しパイにも似た揚げ餃子……って感じでしょうか。バックにバンドネオン。
つい先日「アド街ック天国」で取り上げられたばかりの雑司が谷。
その中でも、今年10月にできたばかり、注目のタンゴ・バー「エル・チョクロ」での三回目の『その名は、ピアソラ。』の公演。おかげさまで成功しました!
たくさんのお客様、盛大な拍手を頂き、また多くの人に声を掛けていただけて、これこそ感激というものです。
また、マスターの伊藤修作さんには、本当に何から何までお世話になりました。行き届いた手配や段取りは久々の感覚で、おかげさまで本当に自分達の準備に専念できました。
ありがとうございました!
写真を一見すると異界、というイメージなのですが、なぜかとても落ち着くこのお店。飲み物も食べ物も、文句なく美味しくて……
どこからどちらを見るかで、不思議なくらい違う世界に見えます。
築70年の民家を改装してできているのですが、椅子の低いテーブル席と、椅子の高いバーカウンター部分に分かれています。その空間にギョウギュウに人が入るとどうなるのか。
ステージから見ると、普通の椅子に座っている人の上に、高い椅子に座っている人たちがいて、暗い中に物凄い数の目の光が、二層になって見えるのです。
ものすごーく観られてる!という感覚でした。
二階の楽屋からは、下の様子が。このこの景色は、香港映画を彷彿とさせるようですね~よく見ると、素敵な天井扇(というのかなあ)もあるんです。
今回はかなり前に完売御礼になっていて、入れなかったお客様、本当に申し訳ありませんでした。
この『その名は、ピアソラ。』は、今回でありがたいことに三度目の公演でした。
まもなく2011年。ピアソラさんが生まれて、丁度90年にあたるのです。話をさらに面白く、さらにくっきりとさせ、最近急速にまとまりを増している音楽は更に研ぎ澄ませて、来る春、北陸・東海でも公演できることになりました!
詳細はいずれ発表します。北陸・東海のみなさま、どうぞよろしくお願いします!
明日は、小松真知子とタンゴクリスタルの仕事で、名古屋へ。なかにし陽子さんのリサイタル、愛知県芸術劇場大ホールで。一年ぶりの名古屋、楽しみです!