『その名は、ピアソラ。』再演終了!!
ありがとうございました!
三連休の最終日にも関らず、本当に大勢のお客さんに来ていただけました。見た感じは、江古田バディhttp://www.buddy-tokyo.com/ がほぼ満席であるかのように見えました。本当に包み込むような拍手の渦。うーん、幸せだ……
再演と言いながら、曲はかなり入れ替わり、同じ曲でも随分アレンジが変わったりしています。
台本は、ほぼ全面的に書き換えました。説明をできるだけ省き、エピソードてんこ盛り!これ以上は、プロの役者さんじゃないとできない、というところまで、自分で読めるギリギリの内容まで、お話の部分を増やしました。
ドキュメンタリーでも、「オン」と呼ばれる、ロケのときに呟いた一言とか、出来事の中で起こった会話とか、現場で録音できた音をどう活かすかは、腕の見せ所です。臨場感や説得力が違ってくるのです。ワンショットのインタビューさえ、できるだけ撮らずに済むよう、オンを撮れ!と言われたことを思い出します。
ピアソラさんは亡くなっているので、臨場感バツグンだと、立派な怪談になってしまうのですが、とにかくエピソードの中で、説明すべきことが分かってくるよう、工夫を凝らしました!
何と言っても、凄いのはピアソラやその先輩たちで、更にその気が遠くなるような膨大なエピソードを真摯に取材した方々の資料を使わせていただいた訳です。自分は文字通り構成しただけでした。
でも不思議なことに、
その物語の中で演奏していると、何かを感じる……
それが何かをうまく説明できないのですが、特殊な何かを感じていて、それが力をくれる気がしていました。霊的な、とかじゃなくて、音楽的な何かです。
それにしても、本当にお客さんに助けられました。
演奏が終わると、いいタイミングで、それも深い声でかかるブラボーの声!これがまた素晴らしい。あの、心に染みる素敵な拍手は、このブラボーのおかげもあるように思います。
本当に詳しくこのジャンルの音楽をご存知の方々、あるいは逆にまったく初めての方も同じくらいいたはずなのですが、等しく満面の笑顔で我々出演者を讃えてくれたのは、本当に誇りに感じました。
最後に……
もちろんメンバーも最高でした!いいチームになってきたぞ~
だからボチボチ、名前くらい決めないと……
ピアノ、丸野綾子ォ~!
素晴らしいソロを弾いてくれましたッ!
終演後、すべてを使い果たして、控え室になっている地下でゾンビになっていた自分と、それを池田くん、大熊くんが成仏させようと時間を食っている間に、独りでアンコールまでこなしてくれた、頼もしい~
バンドネオン、池田達則ィー!
バンドネオニスタだったピアソラの名前を冠したライブなので、当然バンドネオンはとてつもなく大変。しかも、あまりやらない難しいアレンジを多くやってもらいました。僕が音源を聴いて書いた譜面なのに、よく弾くな~とうれしくて、隣でニヤニヤが止まらない曲も。
ベース、大熊慧ッ!!
「来るべきもの」のソロをばっちり決め、「チキリ・デ・バチン」ではジャズ出身者のセンスを見せつけてくれました。プグリエーセ(という人のタンゴ楽団のスタイルの曲を2曲、演奏)の時も、頼りっぱなしでした!
……それにしても、みなさん、衣装じゃなくてすみません。しかも、みんな同じ向きだ、しまった
この名無しのユニット。次回11月20日(土)、渋谷・青い部屋http://www.aoiheya.com/ に参上、信太美奈さんの企画するイベントに出演するグループの一つです。信じ難いパフォーマンスに出会えるこのイベント、自分自身が楽しみにしています。
写真を手に入れるのに少し手間取り、書くのが遅れてしまいました。
来てくださったみなさま、本当にありがとうございました!どうぞこれからもよろしくお願いします!