江戸時代の人は何を食べていたんだろう?
音楽は仕事にしちゃったし、テレビやラジオは趣味じゃ作れないのに、何かをしたり作ったりすることじゃないと趣味の喜びも感じられない自分にとって(何て、めんどくさいヤツなんだ)、いまや料理は唯一の趣味と言えるのかもしれません。
ホレ、おいしそうでしょ~凄いでしょ!……というのはウソで、さすがにこんなもんは作りません……
住んだことはないのですが、生まれた土地ではある金沢から、両親が野菜を送ってきました。農家でもなんでもないのですが、近頃どこかで有機野菜を作るという趣味があるらしい。それにしても、これはありがたいことです。
塩とオリーブオイル、あるいはごま油で。
甘い……にんじんとトマトは、もはやどう考えても、想像されるものとは別の味。塩すら要りません。
そう、一番上の写真は、あるイタリアン・レストランの前菜ですが、その産地もほとんど金沢だったんだ。
日本でおいしいものを食べて、僕が一番びっくりさせられる食材は、野菜です。一番おいしいと思うかではなく、テーマはびっくり!です。普段食べているものと、時々食べる凄いものとの味の差が、あまりに大きい……
しかし考えてみると、かなりの品種改良がされているとはいえ、江戸時代の人が食べていた野菜は、こういう類の味だったんじゃないかと想像します。くせが強くて食べにくかったりもするけど、味が濃い。こう、強い力のようなものを感じます。
食べるものだけを考えても、今こういう野菜をいつも食べられるのは、限られたお金持ち、あるいは、自分で作っちゃう人。そして、いまだ飢えている人が無数にいる、この世界の現実。食べることが出来て、音楽が出来る。そんな僕は十分幸せな人間だと思います。
さて、こんなヘルシーっぽいものを作っている(洗っただけだが)のは珍しく、面倒なとき(大体)はパスタか中華かエスニックを作ります。魚はまず食べません。ハーブやら塩やらオイルやらさえいいものを使えば、肉なら何でも美味しくなりますから。やっぱり和食は、材料がいい時がいいですね!……ほとんど作れないけど……